アウトドアスタイル以外とも、意外に合うんですって
キャンプを筆頭に、大きな盛り上がりを見せるアウトドアシーン。その流れから街中でもアウトドア ファッションに身を包む方が増え、足元にアウトドアテイストのシューズ、ブーツを取り入れる方を見かける機会も多くなっている気がします。
そこで第63弾では、アウトドアブーツの投稿をピックアップしたいと思います。
アウトドアブーツと言われて真っ先に思い浮かぶのが、トレッキングブーツやマウンテンブーツなどの登山靴。
タフなアッパーとグリップ力に優れたソール、アッパーに接する部分を山状に盛り上げたストームウェルト製法や、L字状に縫い付けられた幅広のウェルトを使ったり、アッパーを外側に折り曲げた上でウェルトを重ね合わせるノルウェイジャン製法などを採用し、防水性や防寒性を高めた機能的なブーツです。
実際に山登りで履ける本格的なものから、タウンユース向けにスペックを抑えたもの、製法など基本は押さえながらテイストを取り入れたものなど、バリエーション豊富に揃うのも魅力的です。
では話をクルリンパと戻して、アウトドアブーツの素敵な投稿5選をご紹介していきましょう!
ブルネロ クチネリのマウンテンブーツ
まずは、スリッポンの回に登場頂いた@e_l_justinさんの投稿から。ブルネロ クチネリ(Brunello Cucinelli)のマウンテンブーツです。
クラシックなマウンテンブーツからインスピレーションを受けて作り上げられたブルネロ クチネリのブーツ。
柔らかいタンカラーのレザーと、足首部分に使用されたパッド入りのバージンウールフェルトのコンビネーションにブルネロ クチネリらしさが溢れています。
本格的なトレッキングブーツって、街履きするには少々ハードなんですが、ライトウェイトポリウレタンフォーム製のミッドソールで履きやすく仕上げられているのもポイント。
@e_l_justinさんの初ブルネロ クチネリが、このマウンテンブーツだとは…。驚きです。
カシミアを筆頭に、最高な着心地を提供してくれるブルネロ クチネリですが、じつは靴にも素晴らしいアイテムが多く、こじラグ谷中も何足か清水ダイブしています。
ガシガシ履くのは躊躇してしまいそうな価格のブーツですが、このタンカラーのレザーがどんな風に経年変化していくのかには興味津々。履き込んだら、ぜひまた投稿をお願いします!
シェットランドフォックスのマウンテンブーツ「スコーフェル2」
続いては、グルカサンダル、夏サンダル、ホワイツ、編み上げブーツの回に続いて5度目の登場となる@isamu00136さんの投稿から。シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)のマウンテンブーツ「スコーフェル2(SCAFELLⅡ)」です。
1982年にスタートしたリーガルコーポレーションのブランド、 シェットランドフォックス。
リーガルコーポレーションの前社名である日本製靴が世界に通じる高級自社ブランドとして販売していたブランドを、2009年春に再デビューさせました。
「ブランドに惑わされない、日本人のための日本製の靴ブランド」として、リーガルならではの仕掛けを盛り込みながら、フィッティングと履き心地の良い靴を世に送り出しています。
@isamu00136さんの「スコーフェル2」は、英国最高峰の山、スコーフェル山から名付けたマウンテンブーツの2代目で、つま先に打たれたメダリオンがポイント。軽量化にもこだわっており、街履きでも快適です。
ドレスシューズ同様、足型に近いラストを採用しているからか、マウンテンブーツでありながら野暮ったさはなく、洗練された雰囲気ですね。この辺りは、さすがリーガル。
ラニーニャ現象が起こって寒くなりそうな今年の冬は、ぜひこのブーツたちで乗り切ってください!(笑)
ジョンロブの「スカイ(SKYE)」
次に紹介するのは、プレーントゥ、雨に強い靴、チャッカブーツの回に続いての登場となる@masa.eliasさんの投稿から。ジョンロブ(JOHN LOBB)の「スカイ(SKYE)」です。
ジョンロブが かつて製作したビスポークシューズのアーカイブからインスピレーションを受けて誕生させたレースアップブーツ「スカイ(SKYE)」。
ジョンロブとしては初となるノルウェイジャンウェルト製法と、新たに開発したハイランドソールを採用した、アウトドアテイストのモデルです。
ノルウェイジャンウェルトは防水性に優れ、レザーソールにラバーインサートを付けたハイブリッドなハイランドソールは高いグリップ力に加え、高い堅牢性と耐久性も兼ね備えているので、ジョンロブらしいエレガントさを失うことなく、タフに履きこなせそうな魅力的な一足。
そして、@masa.eliasさんも初ジョンロブが、レースアップブーツ「スカイ(SKYE)」とは…。再度驚きです。
じつはサンプルしか拝見しておらず、まだ実物は見られていないんですが、革質も良さそうですね。1stジョンロブをガツガツ履いて、とは言いにくいですが…、履き込んでメンテナンスを繰り返すことでどんな経年変化をするのか興味がありますので、またぜひ経過報告をポストしてください。楽しみにしています!
エルエルビーンのラウンジャーブーツ
4番目は、茶のブーツ、脱ぎ履き楽なブーツの回に登場頂いた@g_mznswさんの投稿から。エルエルビーン(L.L.Bean)のラウンジャーブーツです。
L.L.Beanの商品第一号で、ブランドを代表する「ビーンブーツ」ことメイン・ハンティングシューズをベースに、1952年に誕生したのがラウンジャーブーツ。
スリップ・オン・スタイルで脱ぎ履きが楽で、キャンプ場や自宅など、カジュアルに履くことを目的に作られたモデルです。
何度かのマイナーチェンジを繰り返し、現在はストラップ付きデザインになっています。
レースアップタイプの「ビーンブーツ」もカッコいいですが、あらためてラウンジャーブーツもイイですね。履き込んで味の出てきたフル・グレインのタンブル・レザーも雰囲気ありますし、雨上がりの夕日も手伝って、めちゃくちゃ素敵に見えます。
@g_mznswさんの真似して、この冬はシアリング保温素材入りの暖かそうなラウンジャーブーツ買おうかな(笑)。
コロンビアの「サップランド アークミッドオムニテック」
最後は、@shimizu_2263さんの投稿から。コロンビア(Columbia)の「サップランド アークミッドオムニテック(SAPLAND ARC MID OMNI-TECH)」です。
コロンビアの創始者ポール・ラムフロムは、1938年に家族と共にドイツからアメリカのオレゴン州へ移住。帽子問屋の権利を買い取った後の1960年、スキーグローブ製造会社コロンビアマニファクチャリングカンパニーと合併し、社名を現在のコロンビアスポーツウェアカンパニーに。
創始者や夫の死、多額の借金など危機に直面しましたが、創始者の次女で現会長のガート・ボイルは確かな製品づくりを続け、1980年代以降はアメリカ最大級規模のアウトドアメーカーに成長します。
そんなコロンビアがリリースするスニーカーの中でも、氷上ですべりにくいグリップ力を誇るのが、「サップランド」。コロンビアのホームタウンであるポートランドと、その姉妹都市である札幌、2都市の名前を組み合わせたネーミングです。
コロンビア独自の防水透湿機能オムニテックにより雨や雪の侵入を防ぎ、シューズ内のムレも最小限に抑えてくれ、アッパー全面にはコーデュラファブリックを使用しているので、高い耐久性を誇ります。
じつは、これの"Caramel, Multi"というカラーが昔のNIKE ACGっぽくて気になっていたんですよね。価格も手頃だし、冬場の外遊び靴として使えそうだなって。またチェックしてみようと思います!
マウンテンブーツって、やっぱりカッコいい。百“靴”争鳴でゴローを取材した際にも欲しくなったんですが、本格登山靴はソールが返らないから、街履きするには難しい…。しかし、そのエッセンスを巧みに取り入れたブーツならバッチリですよね。今回はそんなブーツ5足を選んみました。この他にも良さそうなブーツはたくさんありそうなので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!
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それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka