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FASHION あなたの靴、見せてください!

夏のサンダル選びの参考に! あなたのサンダル、見せてください。

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靴を偏愛する こじラグ谷中が、さらに靴企画を充実させるべくスタートさせた「靴魂(くつたま)」! インスタグラムに#靴魂のハッシュタグを付けてポストされたソウルメイトの投稿から、独断と偏見、そして魂を込めて厳選! あなたの靴が見たいから〜。

スポーツサンダルもいいけど、やっぱり革のサンダルでしょ?

はっきりしない天気が続きますが、この鬱陶しい梅雨が過ぎ去ったら本格的な夏の到来。近年は、30℃超えが当たり前で、猛暑、酷暑と聞くだけで汗を掻いてしまうような茹だるような日々が続きます。

そんな暑い夏に欠かせない靴といえば、サンダル! そこで43弾では、やってくる夏に備えるのに参考になるサンダルをピックアップしてみたいと思います。

サンダルと言えば、足全体を包まず、紐やストラップなどで足に留める履物の総称で、諸説ありますがギリシア語の「sandalion」が語源という説が濃厚。

その種類は数多ありますが、肌の露出が多くなることからフォーマルな場での着用は認められておらず。靴が持つ機能のひとつでもある"足を守る"という機能も備えていませんが、通気性に優れ、足を過度に締め付けず、軽量であることから日本のような高温多湿な国では欠かすことができない履き物となっています。

西洋から革靴が入ってくるまでは、ずっと草履や下駄を履いていたくらいですから。

では、話をクルリンパと戻してサンダルの投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!

J.M.ウエストンのアラビックサンダル

まずは、@masa_01003さんの投稿から。J.M.ウエストンのアラビックサンダルです。

1891年に創業したフランスの老舗シューズブランド、J.M.ウエストン。

エドゥアール・ブランシャールが靴工場として「ブランシャール」を創業し、その息子ユージェーヌは、アメリカ靴の製造方法に関心を示し、ボストン近郊の街・ウエストンにてグッドイヤーウェルト製法を学んだことからブランドを"J.M.ウエストン"と名付け、大きく成長させていきます。

1922年クルセル大通りにパリ1号店、1932年にシャンゼリゼ通りにもショップをオープンさせると、それらは大きな賑わいを見せ、不動の人気を獲得。その盛り上がりは現在まで長く長く続いています。

そんなJ.M.ウエストンでは珍しい、アラビックサンダル。現行にはないかもしれません。

「数年前にドバイモールにあったお店で購入」とありますが、細部を見ると他のブランドではあまり見かけないディテールが盛り込まれています。

@masa_01003さんは革小物選びのセンスも抜群ですし、訪れた国の写真も素敵。拝見していると遠い地へ想いを馳せてしまいますが、もう少しの辛抱。コロナが終息したら参考にして旅の計画を立ててみたいと思います。

革小物とともに靴の投稿も楽しみにしています!

サンローランのサンダル「ノア」

続いては、ナイキのスニーカーに続いての登場となる@_oglog_さんの投稿から、サンローラン(SAINT LAURENT)のサンダル「ノア」です。

創業者イヴ・サンローランが遺した大きな遺産と、前任のクリエイティブディレクターは、才能溢れるエディ・スリマン。重責を背負いながらも大きな成功を収めているのが、アンソニー・ヴァカレロ。

そんな彼が、2021年春夏にリリースしたサンダルが「ノア」。その名の通り、方舟に乗ったノアが履いていそうなデザインで、ストラップが複雑に重なり合っていますが、上質な素材使いから上品に見えます。

そして、この手のサンダルはソールが薄いものが多いのですが、こちらはかなり厚底なのも珍しい。

ぜひこの夏は、このサンダルを履いて訪れた様々な場所での投稿をお待ちしています!

三陽山長のグルカサンダル「新兵」

次は、グルカサンダルの回にも登場頂いた@isamu00136さんの投稿から、三陽山長のグルカサンダル「新兵」です。

技・粋・匠を理念に掲げ、日本人の足型にあったラストを制作し、日本人のための革靴づくりを行う三陽山長。経験豊富な職人たちが手がけるブランでありながら常に進化を遂げ、履き心地の良さは海外発の靴にも引けを取らない。

こちらの「新兵」もそんな靴のひとつなのですが、現在は廃番…。

しかも@isamu00136さんの「新兵」は、アッパーにはイルチアカーフを使い、ドレスシューズに用いられるブラックラピド製法を採用するなど、ラグジュアリー感あふれるモデルとして、2011年春夏にリリースされるはずでしたが、諸事情で世に姿を表さなかった珍しい一足とのこと。

グルカサンダルをこよなく愛す@isamu00136さんが、おそらくサンプルをサイズ違いでも購入し、調整してでも履きたいと思ったわけですから、素晴らしい逸品なのでしょうね。

今年も9月いっぱいまで、グルカサンダルを謳歌して頂き、ぜひその様子を頻繁にポストしてくださったら嬉しいです!

バーウィック1707のレザーサンダル「5318」

4番めは、@shoeshineyamaimoさんの投稿から、バーウィック1707(Berwick 1707)のレザーサンダル「5318」です。

1991年にスペイン南東部の街アルマンサで誕生した、バーウィック1707。

スペイン継承戦争へと繋がる1707年のアルマンサの戦いで勝利を治め、争いを終結させた英雄バーウィック公爵と歴史的に深いつながりがあるこの街で生まれたため、彼の功績に敬意を表し、バーウィック1707と名付けられました。

グッドイヤーウェルテッド製法をメインに、イギリスのクラシック、イタリアやフランスの色気を融合させたデザインと良心的な価格設定で、ヨーロッパだけでなく日本でも高い評価を得ています。

フランスの老舗タンナーであるデュプイ社のレザーを使用しながらも、アッパーとソールを接着剤により圧着し貼り付けるセメント製法のため、2万円以下という安価を実現させています。

そして、サンダルなのにオリジナルシューホーンが付属されるというサービスも。

@shoeshineyamaimoさんも魅力的な靴をたくさんお持ちで、どれも綺麗に手入れされていて気持ちが良い! 今後もたくんの投稿をお待ちしております。

アルコレッタ パドローネのダブルストラップサンダル

最後は、スリッポンの回に登場頂いた@koppa0403さんの投稿から、アルコレッタ パドローネ(PADRONE ARCOLLETTA)のダブルストラップサンダルです。

イタリア語で"雇い主"などの意味を持つ、「パドローネ(PADRONE)」。

職人の世界では親方(雇い主)の下で技術を学び、経験を経ることで職人として認められるように、古き良き時代の伝統や技術を継承していこうという思いからブランド名が名付けられ、その派生の別ラインで、よりコンフォータブルかつリーズナブルなもの作りをしているのが、アルコレッタ パドローネです。

履き心地の良さを追求しながら、独自の仕上げによりコストパフォーマンスの高さも誇る日本製のファクトリーブランドで、さまざまなセレクトショップで展開されています。

@koppa0403さんのサンダルは、あのブランドのアレに似ていますが、フルベジタブル鞣しの国産厚口オイルドレザーを使用していて、ワイズも細め。

セールでの購入で乾燥しており、デリケートクリームでの水分補給、シュークリームでの油分補給でプレメンテしたところ、革の深みも増して輝いていますね。

やっぱり革ものはメンテナンスが重要というのが伝わります。

どんな風に経年変化していくか興味がありますので、履いてはメンテナンスを繰り返し、またぜひ投稿してください。お待ちしております。

 

雨の降らない日は蒸し暑く、ソックスを履くのも嫌だし、足を開放してあげたくなりますよね。コロナの影響で出社も少なくなり、遠出も控えている現在は、サンダルが活躍してくれますし、上手くワクチン接種が進めば、夏に国内リゾートへ!なんて淡い期待も。そんなときには開放的なサンダルで出掛けたくなると思いますので、そろそろ準備しても良いのではないでしょうか?

ちなみに、FORZAの編集部員は既におのおのお気に入りを見つけて購入済みなようです。

それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 女性も大歓迎!

ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので、#靴魂に対するご意見や感想、「オレはココの靴が好きだー」「こんな切り口で靴が見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。それから、インスタグラムの #靴魂(くつたま)を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。

それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!

Edit:Ryutaro Yanaka



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