チャーチの「オレハム」
4番めは、カラー靴、サンダル、スリッポン、履き心地最高なニューバランス、休日に履きたいスニーカー、秋に履きたいスニーカーの回に続いての登場となる@beniijmionebさんの投稿から。チャーチ(Church’s)の「オレハム(Oreham)」です。
1873年、イギリス・ノーザンプトンで創業し、正統派の英国靴として不動の地位を獲得しているチャーチ。2000年には「プラダ」傘下に入りました。
英国のブランドには珍しく、英国王室御用達(ロイヤルワラント)の称号を授かるための申請をしていません。
そんなチャーチの数ある名作の中で、ビーフロールのサドルに付いた2つのタッセルと、甲部分を覆うキルトが特長的なローファーが、「オレハム」。
モカ縫い部分も存在感のある拝みモカで、ほどよくボリュームのあるラウンドトゥも加わって、かなり重厚なイメージです。
カーフに特殊なコーティング加工を施して磨き上げ、独特な光沢感を持つポリッシュドバインダーカーフは、履き始めは硬さを感じるものの、履き続けることで かなり足に馴染んできます。また、多少の水なら弾いてくれるので、雨の日でも安心して履けます。
@beniijmionebさんのバーガンディも、いいテリが出てますね。履きジワもいい感じで入ってきているので、今後どんな育ち方をしていくのか楽しみに。
またぜひ、育ち具合を報告してください。それとペア投稿も楽しみにしています!
レッド・ウィングの「キャバリーチャッカ #9096」
最後は、編み上げブーツ、まだまだ履いていたいブーツ、ベージュスエードの靴の回に続いての登場となる@tapivlogさんの投稿。レッド・ウィング(RED WING)の「6インチ クラシックモック(6" Classic Moc)#875」です。
1952年、レッド・ウィングが、ワーク・ハンティング用に白くて底が平らでクッション性に優れたトラクショントレッド・ソールを初めて導入して発売したのが、8インチ丈のブーツ#877。
この大成功を機に、様々なバリエーションのブーツが登場するのですが、6インチ丈の#875もそのひとつで、アメリカを代表するワークブーツとなり、現在でもレッド・ウィングを代表するブーツとして愛され続けています。
この#875には、発売から1990年代までオロラセットと呼ばれるブラウンのオイルドレザーが使われていましたが、時に明るいゴールドのトーンになったり、赤みが強くなったりとその色合いが何度か変化しています。そして、2014年にレザーを本来のオイルを豊富に含むオレンジがかったブラウンのレザーに戻すことになり、完成したのが現在のオロ・レガシー・レザーです。
フランス軍のM-52チノとも好相性ですし、古着屋さんでの戦利品というペンドルトンのシャツのチェック内にある赤との色合わせもイイ感じです。
そして、この#875が今後どんな風に育っていくのかを拝見したいので、またコーディネートに合わせた投稿をお願いします!
いやー、赤茶の靴ってイイですね。とくにこの季節は紅葉などの落ち葉とのカラーマッチングを楽しめますし、履き込むことで赤みが沈むとなんとも渋くなって、雰囲気を増す。思っているほど派手ではないし、意外に履きこなしやすいカラーなので、興味を持たれた方は一度試してみてはいかがですか?
それでは、今回はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!
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それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka