復活を待ち望む声に押されて、ジョンロブのノルヴェイジャンシューズが再誕！

第1回のクラークスに続いて俎上に載せたのはジョンロブです。

かつてコテージラインの名で展開していたノルヴェイジャンのコレクションは目の肥えた男たちを虜にしたものでした。ヘビーウェイトな着こなしの仕上げに好適なところもさることながら、手の込んだそのコレクションはジョンロブの地力をまざまざとみせつけてくれたからです。

2004年に生産を終えるも、復活を待ち望む声は衰えるどころか増す一方。これを受けて満を持して昨年、ラインナップに加えたのがその名もノルヴェイジャンシリーズです。

第二弾となる今コレクションはブーツを中心にラインナップ。頑強無比なノルヴェイジャンに見劣りしない靴種というのがその理由です。もちろんそこにはブーツメーカーを名乗る老舗の矜持もありました。

ピックアップしたのはミリタリー風味が香ばしいレースアップブーツ「パース」とビスポークアーカイブにインスパイアされたというプルアップブーツの「エロン」。

ジョンロブ「PERTH（パース）」20万3500円

前者のアッパーに採用したのはあらたにつくりあげたオックスグレインカーフとワックススエードのコンビネーション。これぞマスキュリンといった趣ですが、案に相違して履き心地はいたって軽やか。文字どおり軽やかなライトウェイトラスプソールの賜物です。

脱ぎ履きの面倒を軽減してくれるシャフト・インサイドのジップも見どころ。