雨の日でも足元をドレッシーに飾れると、きっと気分もアガります!
5月は晴れが多く 一年で1番心地好い季節だなんて浮かれて、すがすがしい晴天を拝めていたのも束の間。気がつけば天気予報は雨マークばかり…。そうなってくると履く靴に困りますよね。
休日は話題のゴアテックス搭載の靴を選べば不快なく過ごせますが、オンシーンではなかなか難しい。
というわけで、第132弾では 雨の日でも足元を飾れる靴をピックアップしたいと思います。
おさらいになりますが、まず重要なのは雨を最も受けるアッパーです。オイルドやシボ、ガラスなど防水や撥水性に優れた加工が施されたレザーや、起毛素材で雨ジミがつきにくいスエードを選ぶのが吉です!
そして、次はソール。レザーソールは水が染み込みやすく、駅や建物内などコンクリートの床では滑るので注意が必要です。ラバーソールの方が安心ですし、ダイナイトやビブラムソールならグリップ力も高いので、滑りにくく安全です。
最後に、アッパーとソールをつなぐ製法。マッケイ製法の靴は、ソールから中底までがダイレクトに縫い合わされており、底面にステッチが露出しているものはラバーソールでも水が糸を経由して浸ってくるので おすすめできません。
グッドイヤーウェルト製法の靴は、底面のステッチが内部とは繋がっていないので、底面から水が浸入する心配はありませんが、激しい雨で水分量が多い場合はコバとアッパーのすき間から浸ってくる危険性があります。
アッパーに接する部分を山状に盛り上げたストームウェルト製法、L字状に縫い付けられた幅広のウェルトを使ったり、アッパーを外側に折り曲げた上でウェルトを重ね合わせるノルウィージャン製法などは、グッドイヤーウェルト製法よりかなり防水性が高まります。
では話をクルリンパと戻して、雨の日でも足元を飾れる靴の投稿5選をご紹介していきます!
パラブーツの「アヴィニョン」
まずは、ブラウン靴、靴下を上手に使った靴、冬に備えたブーツ、赤茶が美しい靴、足元をドレスアップする靴の回に続いての登場となる@tony_the_shoesさんの投稿から。パラブーツ(PARABOOT)の「アヴィニョン(AVIGNON)」です。

オイルをたっぷりと含んだリスレザーのアッパーで、パラテックス(PARATEX)ソールに比べると少し薄めで控え目なソール『グリフ2(GRIFFⅡ)』を履いている「アヴィニョン」。
エレガントな印象でドレッシーなためオンシーンでも履ける一足なのに雨にも強く、パラブーツが誇るノルウィージャン製法ですから、浸水の心配もいりません!
@tony_the_shoesさん曰く、「ゴルフの鏡面は雨で秒殺されるのに、このアヴィニョンの鏡面は雨に打たれてもフィニッシングブラシだけで復活」するとありますが、ホントなぜなんでしょう?
どこか製法が違うところがあるのでしょうか??
@tony_the_shoesさんは、2020年から革靴沼にハマったとのことですが、わずか3年とは思えない充実具合と、それらすべてを美しい状態にお手入れしながら履いている姿勢が素晴らしい!
ぜひ、今後もたくさんの靴を愛ている様子を投稿してくださると嬉しいです。