エドワードグリーンの「バンバリー」
続いては、よくお手入れされたブーツ、チャッカブーツの回に続いての登場となる@vincent_the_shoegazerさんの投稿から。ジョンロブの「ロペス(LOPEZ)」です。
1950年に大リーガーのアキリーノ・ロペスがオーダーしたビスポークシューズを由来とし、1982年に登場した「ロペス」。
アッパーのサイド部分は一枚革で構成され、エプロン部分の拝みモカステッチはとにかく細かく、サドル部分のストラップ・ホールが独特な楕円形をしているのも特長です。
@vincent_the_shoegazerさんにとって初めてのジョンロブとなったのが、こちらの「ロペス」のブラウンスエードで、"結構驚かれる"と記載がありましたが、そこまで珍しくないと思うのでご安心を!
そして、この秋らしい雰囲気満点のブラウンスエードのローファーに合わせているのが、同系ブラウンのリブ靴下。色の合わせは完璧ですし、コーデュロイパンツに走る畝とリブの縦のラインも調和していてグッドバランスです!
@vincent_the_shoegazerさんは、今回の投稿に限らず靴下の使い方がとても上手。
これから合わせるのが楽しい季節だと思いますので、また素敵な合わせをたくさん披露してください!
サンダース× ユニオンワークスのミリタリーダービー
次にご紹介するのは、ニューバランス、レッドウィング、サイドゴアブーツ、冬のローファー、ビルケンシュトックの回に登場頂いた@takao___officialさんの投稿。サンダース(SANDERS)× ユニオンワークス(UNION WORKS)のミリタリーダービー(Military Derby)です。
1873年、ウィリアムとトーマスのサンダース兄弟によって、靴の聖地英国ノーサンプトン・ラシュデンにて設立されたサンダース(Sanders)。
イギリス国防総省のオフィシャルサプライヤーであるサンダースが所蔵するミリタリーシューズをベースにユニオンワークスが別注したミリタリーダービーは、アッパーにアノネイ社のカーフを採用しているのが特長です。
ミリタリーシューズというと"ポリッシュドカーフ"と呼ばれるガラスレザーが使われますが、どうしても履き皺やひび割れが目立つため、長く履きこめるようにと革をアレンジさせるあたり、靴の修理に長年従事したユニオンワークスらしさが現れています。
@takao___officialさんは、オリーブドラブのトラウザーとブラックのシューズの間に、レッドソックスを投入して、挿し色使いしているのがセンス良し!
グリーンに対して対照的な赤を合わせると鮮やかさが増し、無骨な合わせに華やかさも加わわります。一見派手に感じますが、見えるのがこの程度の分量なら悪目立ちしませんし、難しくないので真似してみてほしいですね。
@takao___officialさんは、毎日靴と向き合う仕事なので、さすがのテクニック! また色々な技を投稿で披露してください。楽しみにしています。