バランスも取りやすく、脱ぎ履きも楽なので重宝します!
ひと雨ごとに涼しくなって、一気に秋っぽい空気になってきました。日中暑いなんて日も無くなって装いにも厚手のウールやニットが増えてくると、足元にもボリュームある靴を合わせたくなる。
ただ、いきなりボリューミーな編み上げブーツを取り入れるのは早い気がするので、まずは使い勝手の良さそうなミドルカット、アンクル丈のブーツが良いのでは? というわけで、第105弾ではチャッカブーツをピックアップしたいと思います。
チャッカブーツ(Chukka Boot)とは、くるぶし丈(アンクル丈)でシューレースホールを2〜3穴備えたブーツ。
ちなみに、「チャッカ」とはポロ競技に使われる時間の単位で、ポロの選手が試合後に履いていたジョッパーブーツのようなカジュアルなブーツが、いつしかチャッカブーツと呼ばれるようになったという説が濃厚です。
この「チャッカ」を有名にしたのは、かのウィンザー公。1920~1930年代に、ポロ競技にも精通したウィンザー公がよく履いていたため、多くの男性たちに浸透していきました。
スポーツ由来の靴なので、フォーマルには合わないものの、カジュアルながら品の良さを備え、どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力。
短靴でもロングブーツでもない くるぶし丈が、涼しくなり始めた"秋"という季節にピッタリなんです。
では話をクルリンパと戻して、チャッカブーツの素敵な投稿5選をご紹介していきます!
オールデンのチャッカブーツ#13750C
まずは、@s_sasasa_sさんの投稿から。オールデン(ALDEN)のチャッカブーツ#13750Cです。

オールデンの中でも不動の人気を誇る、コードバンのチャッカブーツ。
ラスト(木型)は、アメリカの靴らしいオーセンティックなシルエットで、ヒールカップが広くて浅めなバリーです。
コードバンのカラーは、2000年代前半に登場し、ウィスキー、シガーとともにレアカラー三巨頭に数えられるラベロ。色合いに相当な幅があり、ウイスキーと見まごうほど薄い色があったり、赤みの強いものがあったり、個体識別が難しいカラーです。
ただ、@s_sasasa_sさんのラベロは安定したイイ色に仕上がっていますね。そして、ラベロだけでなく、シガー、バーガンディと3色揃えているのが素晴らしい…、と思ったら、まさかのラベロのチャッカは2足目っ! お見事すぎます。
観賞用とありますが…、やっぱり靴は履いてナンボ。履いてお手入れを繰り返して、ぜひ@s_sasasa_sさん色の素敵な一足に育て上げてください。
そして、その様子もまた投稿してくださると嬉しいです。