「お前、男なのに、なんでスカート履いてるんだよ」
小学生の時に、男子生徒に暴言を吐かれ暴力を振るわれたトラウマから、女性らしさを一切封印。ボーイッシュなルックスでこれまでの人生を過ごしてきた芽衣さん(仮名、31歳、会社員)。
女性用風俗、通称“女風”を利用したことで、女として生きていいと思え、さらには性の快感にも目覚めた。自らの中の性への強い探究心に気が付いた芽衣さんは、さらにディープな性の世界へと潜っていく。
【前回はこちら】「男なのになんでスカートはいてんだよ」幼少期のトラウマで男性が苦手。克服のため風俗へ……
※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。
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「昨年、2022年の4月のことなんですけど、女友達と飲んでいる時に、女性用風俗を利用してるって話になったんです。で、『暇だし、今から行くか!』みたいな感じで、友達と一緒にその場でフリーで予約を入れたんです。同年代でお願いしますっていう条件だけ伝えて」
芽衣さんが指定したラブホテルに訪れたのは、セラピストを始めたばかりだというヨシヒト(仮名、32歳)だった。
「そのヨシヒトがすごいド変態で……SもMもイケるって人だったんです。後からプロフィールを見たらほとんどなんの情報もなくて、ソフトSMのオプションすら付けられないのに、実際はまったく違う。わたし、その人でアナル処女を失ったんです」
ヨシヒトとの出会いで、芽衣さんの人生は彼女が全く想像だにしなかった方向へと、大きく変化していった……。
Text:大泉りか
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