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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「どうせ死ぬなら…」うつ状態の処女が足を踏み入れた “女性用風俗”
〜大泉りかの女風レポート Vol.5(前編)〜

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「女性用風俗を初めて利用したのは5年前、今のようにブームになる前です。当時わたしはうつ状態で、自殺まで検討している状況でした。どうせ死ぬなら、最後にこれまでやったことのないことをしてみようと考えたんです」

官能小説家、大泉りかが、「男を買う」女の心の内に迫るレポートシリーズ、第五回。

今回お話を伺ったのは、女性用風俗、通称女風を利用している里英さん(仮名、28歳、デザイナー)だ。

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取材日当日の2022年の12月24日。クリスマスイブの新宿の街は、デート中のカップルや家族連れで賑わっていた。

待ち合わせ場所の場所に現れた里英さんは、ほぼスッピンの顔におかっぱにした黒髪のせいか、年齢よりも幼く見えた。実家暮らしで仕事はほぼリモート。家族以外の人に会うのは久しぶりだという。

「学生時代も含めて、それまで男性経験がまったくなかったんです。付き合った人もいません。だからこそ、やってみようと思い立って、インターネットでそういうサービスを調べました。『処女卒業サポート』とか胡散臭いのもあるなかで、セックス・サロゲートの資格を持っているというセラピストさんがいるお店を発見したんです。アロママッサージとかの資格もある方だったので、ダメでもそっちのマッサージとかに切り替えてもらえればいいかな、と」

セックス・サロゲートとはセックス代理人。依頼者の性の悩みに寄り添い、実地指導も含めて解決に導く存在だ。

日本ではまだあまり知られていないが、2013年に公開された『ザ・セッションズ THE SESSIONS』に、その存在が描かれている。その肩書に安心感を持った里英さんは、さっそく予約することにした。

後編に続く

Text:大泉りか

「大泉りかの女風レポート」過去連載はこちら

「女性用風俗のお客は『経験のない人』と『経験の豊富な人』に分かれる」女風(ジョフウ)の情報サイト編集長が語る「オトコを買う女たち」

「女性風俗の客は120分の利用、一回の予算は2~3万円が多い」知られざる“女風”の世界で働く「男性セラピスト」の実態

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