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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「一度会ってから相手を決めたい」女性風俗のセラピストと出会える“コンセプトバー”の実態
〜大泉りかの女風レポート Vol.7(前編)〜

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

これまで幾人もの女性用風俗、通称「女風」のユーザーたちに話を聞いてきた中、かなりの頻度で名前があがるのが、新宿にある女風バー「A」だ。

女風に在籍するセラピストに会えるというコンセプトバーで、気に入ったセラピストがいれば後日指名して施術を受けることも出来る。

基本料金は、飲み放題で60分3300円(税込み)からと、なかなかにお手頃。女風を利用してみたいけど、どんなセラピストが来るのか不安だったり、まずは顔を見て利用するかしないかを決めたいという女性たちのニーズにマッチしているという。

「婚活のモチベーションを高めるために、女風を利用し始めた」という会社員の有希さん(仮名・33歳)が最初に指名した相手も、女風バーで出会ったセラピストだった。

「そろそろ結婚相手を見つけなきゃって思って、マッチングアプリを使って婚活を始めたんですが、わたし、あまり初対面の人を好きになれなくて。斜に構えてしまうというか、張り合ってしまうというか。背景を知らない人と出会っても、急に仲良くなるっていうのが出来なくて。もうちょっと気楽に考えたほうがいいかなって思って、女風を利用してみることにしたんです」

利用してみようと決めたものの、やはり最初から知らない男性とホテルで二人きりになるのは、怖いという気持ちがあり、調べたところ、女風バーの存在を知り、さっそく行くことした。

そこで、出会ったセラピストのセツナ(仮名)に、プレイを申し込むことを決めた。その決め手は眉毛だった。

後編へ続く

Text:大泉りか

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