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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「銃を突きつけられて…私は売られたの」公園で出会ったママ友の壮絶な過去

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

メキシコで8人家族の長女として生まれ、17歳にして家計を支えていたアデリータ(仮名)。貧しい家族に楽をさせてあげたい、その一心でアメリカへ渡ることを決意した。しかし彼女たちを運んだトラックの扉が開くと、そこに立っていたのは銃を持った男だった。

前編はこちら

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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「えっ? 銃?」

一瞬にして顔は青ざめ、希望が不安に覆い尽くされた。アデリータを含む若い女性は降りて別の車に乗るように指示をされたのだ。

車を乗り換えてからさらに数時間走ると、窓もない古い工場のような場所に辿り着いた。ここがどこなのか全く見当もつかない。恐怖で体の震えは止まらなくなっていた。

工場の地下に降りていくと、そこには檻があり、中には怯えた表情をしたたくさんの女性がいた。着いたばかりのアデリータ達も例外ではなくその檻に入れられ、初めてこれが人身売買だと悟った。

 

「家に帰りたい……」

「誰か助けて! ここから出して‼︎」

などと怒鳴り散らしても誰も助けにはこない。

檻からは出られないまま1ヵ月ほどして諦めがついた。言うことを聞くようになるとやっと檻から出して貰えるようになったが、買い手が現れるまで他の女性達と倉庫の中で生活を余儀なくされた。異様な雰囲気が漂う中、言うことを聞くしかできなかった。

ある日、アデリーナと数名の女性が買われ、別の場所に移動させられた。もちろん移動先でも逃げないように部屋に監禁された。部屋の窓はベニヤ板で塞がれ、ドアは外から頑丈に鍵をかけられた。

「開けてよ」「出して!」と言っても誰も反応をしてくれない。

すでに誰も味方はいなくなっていた。

 

性的なサービスの目的で買い取られたアデリータ達は、「薬は嫌だ!」と拒否をしても無理やり薬を打たれ、部屋から出ることはできず、客が来たら部屋で奉仕をする日々が続いた。



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