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【後編】「銃を突きつけられて…私は売られたの」公園で出会ったママ友の壮絶な過去

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話を聞いた雄也は言った。「俺がアデリータを守る。日本は安全だから結婚して日本に行こう」


しかし、違法入国でアメリカに滞在しているアデリータは、ビザを持っておらず結婚もできない。実情を知った裕也は、友人などの協力を得て、不法滞在の救済手段で永住権を取得できるように尽力した。その後アデリータは永住権を取得、雄也とアメリカで結婚し、配偶者ビザを手に入れ雄也の帰国に合わせて日本へ移住したのだ。
 

日本に来てからも、人身売買グループに見つからないようにSNSはやらず、あまり外出もせずひっそりと暮らしていた。周囲からは不法滞在を疑われることもあったという。

30歳の頃に妊娠し、男の子を出産。しかし、見つかってしまうかもという恐怖から、なかなか外出はできない。家の目の前にある公園では、楽しそうに遊んでいる親子や子供たちの姿が見え、声も聞こえてくる。

次第にアデリーナは「隠れないで生活がしたい。整形をすれば見つからないのではないか」という気持ちを持つようになった。

雄也に相談すると、思いがけない言葉が返ってくる。

「俺もそれがいいと思っていた。17歳から大変な思いをしていたのだから整形してもいいよ。俺はアデリータの顔ではなく中身が好きだから」
 



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