「若い男の子は、そういうのをさせてあげると言えば喜んでついてくるとでも思ってるんでしょうか。夏休みに連続勤務した際、待ち伏せのように思われる行動が何度か続けてみられたので、息子はすっかりイヤになってしまい、辞める決心をしました」
そのスーパーでバイトをするのが息子さんの大学やサークルの伝統のようになっているそうだが、後輩は一切勧誘しなかったと息子さんは言っている。
「うちの息子は、イジられやすい自分がいけないのかなんて言っていましたが、それは絶対に違うよ、と言ってあります。真面目にバイトを頑張ろうとしているのにひどすぎます。男だからいやらしい言葉をかけたりプライバシーや見た目のことを言ったりしてもいいだろう、という考えは絶対に改めてほしいですね」
修子さんは、「息子にも間違ったことがあれば、きちんと解決できる人になってほしい」とも言う。セクハラを受けてどうしたら良いかわからない場合は、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)などを活用するのも一案である。
取材/文 中小林亜紀
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