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【後編】「怪しいレッスンにハマってしまった結果……」インストラクターの心を痛める「解剖学レッスン」の実態

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そんな心を痛めている梨花さんとは反対に、怒り狂っている人もいる。

「あの『解剖学バレエ』なんていうものはそもそもが間違っている!」

そう声を荒げるのは、諒さん(仮名)43歳。彼はバレエダンサーとして活躍しながら指導も行い、コンテンポラリーダンスなどの振り付けも行っている。

「バレエというのは芸術だ。音楽があって、衣装があって舞台があって、観客のために踊るのがバレエ。ヨガやピラティスやエクササイズではないという前提を無視している。解剖学を使った指導をするのであればエクササイズしか名乗るべきではない」

彼がそう声を荒げるには理由がある。

「高校生でも大学生でも、わかりやすく自分を変えてくれそうな解答をくれる解剖学に飛びつきます。でも、『踊る』というのは簡単に答えの出るものじゃない。お手本通りに美しく踊ることができても、人の心を打たない。踊るのは骨や筋肉じゃなくて、お前自身だろう!って何回も話をしてようやく、その『解剖学』の呪縛から解き放たれるけど、時間がかかりますね。



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