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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「怪しいレッスンにハマってしまった結果……」インストラクターの心を痛める「解剖学レッスン」の実態

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

【前編あらすじ】

最近では、バレエ教室のタイトルに「骨盤」や「解剖学」などの言葉を付けるのが流行っているという。大人のバレエ教室の中にはそうした言葉を売りにした超高額レッスンなども存在しており、バレエインストラクターの梨花さん(仮名)は高額な解剖学バレエにハマってしまった生徒さんに悩まされているのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

梨花さんはごにょごにょと言葉を濁す。

「Mさんが伸びやかさを失った」ということについて聞くと、

「正しい身体の使い方と言うのはもちろんあります。でも、バレエは芸術なので音楽に合わせて心から踊るということが私は大切だと思っているのですが、Mさんは骨の使い方や筋肉の使い方を厳しく『解剖学レッスン』で指摘されすぎて、音楽が聞こえなくなるくらいに

自分の骨の位置や筋肉の位置を気にしている。楽しくないんじゃないかしらと思うほど深刻な顔をしてストレッチなどもされていらっしゃるので、伸びる筋肉も伸びないのではないかと思って……」

と梨花さんの言葉は重い。

「しかも、身体の使い方に気を付けなければケガをするなんて言い方を『解剖学レッスン』でされてしまっているので、最近のMさんは、私の言葉にも懐疑的。『余計なことを考えずに音楽を楽しんで!』とお伝えすると、『そんなことをしてしまうと正しい身体の使い方ができなくなります。』とおっしゃるので、もう、以前のように楽しそうに踊って下さる姿は見られないのかもしれないと思っています。



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