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【後編】「怪しいレッスンにハマってしまった結果……」インストラクターの心を痛める「解剖学レッスン」の実態

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『解剖学レッスン』で習っていらしたことのすべてが悪いわけではないのですよ。バレエではアンディオールと言って、足を股関節から外に向けて回す動きが基本なのですが、その動き自体がかなり難しくて、『できない』とおっしゃる方はとても多い。

でも、『解剖学レッスン』で体を触ってもらって正確な自分の股関節の位置を理解した上でアンディオールをすると、足首や膝だけを外に回してしまう『ねじれたアンディオール』はしなくなります。ですから、解剖学的に学ぶということが悪いというわけではありませんが、その程度のことなら、おそらく『解剖学レッスン』でなくても普通のバレエレッスンでお伝えしていますよ。

『解剖学』と言わないだけで。でも、『解剖学』が付くと特別な感じがしてしまうのでしょうか。Mさんに伺うと、1回のレッスン料がとても高額。お教室にもよるのかもしれませんが、たいていは60分1万円からっておっしゃっていて。

まあ、その価格が適正な価格なのかどうかなんてことは私からは申し上げられないのですけれど、Mさんが他の方をお誘いした時に『高い!』と驚かれたっておっしゃっていました。」

梨花さんは、Mさんを少し気の毒だとも感じているそうだ。

「上達したいというお気持ちが強くて、そして真面目な方なので、『解剖学』を突き付けられてハマってしまわれたのだと思うのですが、あんなに楽しそうに踊っておられたのに、今は本当に苦しそうで。ご自身が満足なさっているので、私が口を出すことではないのでしょうけれど、なんだかお気の毒な気がして……」



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