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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「私ってサバサバしてるじゃないですか?」自称サバサバ系迷惑女の実態が目を覆いたくなるようなおぞましさだった……。

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どこか、所在なさげな人たちがぽつり、ぽつりと座っている深夜のファミレスは独特の雰囲気がある。葵は行き慣れない場所に戸惑った。

「オーナーと彼を前にして座りました。ドリンクバーでいいですか?と聞かれたので、承諾し、コーヒーを取りに行きました」

なんとも気まずい雰囲気で葵はその場から逃げ出したくなっていたという。一体、何を言われるのか……。

「噛み砕いて話すと私が訴えられる可能性があるということでした。あのレナって女の子が弁護士に相談しているそうなんです。名誉毀損?それでこの前、弁護士が話を聞きに来たらしくて。オーナーは弁護士にはよくわかりません、で通したらしいんですが……。驚きましたよ、本当に。マジでそんなことする奴いるんだ!って」

店としては、お客様同士のトラブルに介入することはできないとオーナーは丁寧に話したが、顔には面倒を避けたい……そんな表情が滲み出ていた。その態度にも葵はイライラした。

「あとはそっちでなんとかしてくださいみたいな雰囲気で。ひどくないですか?もう少し親身になってくれてもいいと思うんですけど」

店長を連れてきた中堅スタッフは、まるで何事もないようにぼんやり宙を見つめるだけ。ダンマリを決め込んでいる。その態度に葵のイラつきはピークを迎えていた。



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