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LIFESTYLE 女たちの事件簿

子ども貯金の12万円をキャバクラで散々。ゲス行為に激怒したサレ妻の「究極の選択」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

昨今、夫婦の3組に1組が離婚しているという話をよく耳にする。

厚生労働省が令和元年に発表した統計では、婚約件数が約59万9,000件のうち離婚件数は約20万9,000件に上ると発表した。

この数字を見ると、結婚している約34%の夫婦が離婚しているのが現状である。

離婚は、配偶者の不倫や不貞行為が原因のケースが多い。

令和3年度の司法統計調査によると、離婚調停の申し立て件数第5位が異性関係という結果になっている。

©Getty Images

不倫をした相手から慰謝料を取れた場合でも、弁護士費用や着手金などを差し引くとあまり手元に残らないケースが多く、それなら我慢して再構築を選ぶ夫婦もいる。

今回お話を聞いた、安田千佳さん(仮名・35歳)もその一人だ。

「夫は医療機器メーカー勤務で、勤務時間が長いうえに月3回は出張がありました。交際当時から忙しい人でしたが、出張中に嘘をついて不倫をしていたなんて想像もしなかったんです」


千佳さんが31歳のとき、5歳年上の夫とマッチングアプリで出会い結婚。

交際期間中はお互い一人暮らしをしており、夫の仕事の休みに合わせてデートを重ねたり旅行へ出かけたりして愛を育んでいた。

当時から「次に付き合う人は結婚を前提としている人」と決意していた彼女は、たまたま結婚に対する気持ちが合って相性もよい夫と出会い、交際から1年で入籍したようだ。

営業職で多忙な夫は家にいる時間が少なかったため、家事や料理は苦手で住んでいたアパートも散らかり放題。

交際当時から忙しい夫の代わりに一人暮らしの家を片付け、仕事から帰ってきた夫に得意な料理を振る舞っていたようだ。

千佳さん自身は掃除や料理が得意なタイプだったので、結婚したあとも家事はほとんど一人でおこなっていたという。

そして入籍から半年が経過した頃、娘を妊娠したことが発覚したのだった。

「子どもが生まれたら、あなたも家のことを少し手伝ってよね。洗濯物を回すとか、ゴミ捨てとかトイレ掃除とか。簡単なことでいいから手伝ってほしい」

そのように伝えていたが、家事を手伝ってもらっても洗濯物の干し方はイマイチ、お皿を洗うとシンクは水びたし......。

家事をしてくれているのに口を出すのは申し訳なく思い、気づけば千佳さんがすべて家事を負担するようになっていったと話す。

夫婦ともに名古屋出身のため実家が近く、娘を出産後は千佳さんの実家へ行き育児を手伝ってもらっていたようだ。

夫が出張中のときは母がアパートへ来て家事や育児を手伝いに来てくれ、家族に頼りながら子育てを楽しんでいたと語る。

「夫は家事全くダメですけど、子どもはとても大好き。休みは1日中、面倒を見てくれます。私が気分転換に美容室に行きたいときも『行っておいでよ』と快く送り出してくれます。家族時間は少なくても娘をとても大切にしてくれるので、なんだかんだ幸せな家庭を築いてました」

医療機器メーカーの営業は忙しく、繁忙期になると朝7時に出社し家に帰るのは夜11時を回る。

会社は人手不足で営業以外にも資料作成や売り上げ管理などの業務をこなさないといけないため、娘が一歳になるまではワンオペの日々を過ごしていたようだ。

「夫は家事のほかにお金の管理も苦手だったので、家計管理はすべて私に任せてくれていました。生活費はちゃんと入れてくれるし、子ども貯金や家族の貯金もコツコツできていました。順風満帆な生活を送っていたのに、家族の歯車が狂い始めたのはあの日からでした」

毎月、夫の給料日のあとは残金を家族の貯金口座へ入金し、児童手当が振り込まれたら子ども名義の口座へ入金する作業をおこなっていた千佳さん。

児童手当は毎年2・6・10月に振り込まれていたようだ。

娘名義の通帳には、出産祝いやお年玉、お誕生日会でもらったお祝い金などを貯金し、将来の教育資金のため準備していた。

しかし、気づかない間に千佳さんが予想もしない出来事が起こっていたのである。

2月分の児童手当を娘名義の口座へ移して通帳を記帳しようとした際、12万円が引き落とされていたのだった。

12万円。これは娘の児童手当8か月分に相当する。

もちろん、千佳さんが引き出したわけではない。

「夫が引き出したの......?何のために?ギャンブルもしないし、他に借り入れはなかったはず......」

銀行ATMの前で、さまざまな疑問が頭の中でぐるぐる巡る。

その数時間後、娘が就寝したあとに夫へ問い詰めるとこう答えた。

「実は、出張で初めて先輩とキャバクラ行ったんだ......。シャンパンの値段はわからないんだけど5本くらい開けた気がする......。俺はお小遣い制だから、手持ちがなくて先輩がとりあえずカードで支払ったんだ。決算賞与が入るし、羽目外しちゃって断りづらかった。まさかそんな高額になるとは思わなくて......。12万は先輩への返済にあてた。本当にごめん。もう絶対にしない」

夜の世界について詳しく知らない千佳さんだが、キャバ嬢にはシャンパンを御馳走するということは知っていたようだ。

「夫は、外では羽振りがいい人です。付き合っているときもデート代は負担してくれましたし。男の人は見栄っ張りだし先輩との関係も色々あるんだろうなと思い、仕方なく許しました。私がワンオペでヒィヒィ言っているときに、キャバクラで楽しんでいたのはめちゃくちゃムカつきましたけどね」

出張先で羽目を外し、娘の貯金を勝手に引き出したことには激怒したが、理由を正直に話してくれたのでこの件は許そうと決意。

しかし後日、先輩とのキャバクラは嘘だったと明らかになる。衝撃の次回では、出張を都合のいいように利用し、家族を裏切っていた夫のゲスすぎる素顔についてレポートしたい。

ライター 錦城和佳

▶︎後編に続く


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