サンクリスピンのタッセルローファー
4番目は、@_philo7さんの投稿から。サンクリスピン(Saint Crispin's)のタッセルローファーです。
1992年、シューズデザイナーのマイケル・ローリック(Michael Rollig)が オーストリア・ウィーンにて創業したサンクリスピン(Saint Crispin's)。
高品質な革を使い、高い技術で作り上げられる靴は瞬く間に評判となり、1996年にはルーマニアにビスポークとのプレタポルテラインの工場を設立するも たった4年後の2000年には売却。それからは工房のみで生産を行っています。
ちなみに、内側をくり抜いたデザインのシューツリーは、芸術的で一見の価値アリです!
@_philo7さんのタッセルローファーは、おそらく「642S」で、サンクリスピンを代表するクラストカーフを採用。サンクリスピンの工房で手染めされた革で、履いてすぐ何年も履き続けたような表情に育ってくれるのが魅力です。
そんな革を綺麗に手入れしながら履いていらっしゃるので、なんとも美しい光沢が出てきています。
今後さらに育った様子も投稿してください。楽しみにしています!
ジョンロブの「アルトン」と、
ハインリッヒディンケラッカーの「ウィーン」
最後は、タッセルローファー、レザースニーカーの回に登場頂いた@sho_of_closetさんの投稿から。ジョンロブ(JOHN LOBB)のタッセルローファー「アルトン(ALTON)」[左] と、ハインリッヒディンケラッカー(Heinrich Dinkelacker)のノルウィージャンローファー「ウィーン(Wien)」[右]です。
ジョンロブが2015年にリリースしたタッセルローファー「アルトン」。
新ラスト#4515を採用し、人気の定番ローファー「ロペス(LOPEZ)」と同じようなフィッティングでありながらも、比べると若干ノーズが長めで、エレガントな雰囲気に仕上がっています。
もう一方は、1879年に創業したドイツの雄、ハインリッヒディンケラッカーの「ウィーン」。ローファーなのに、なぜかノルウィージャン製法というミスマッチな作りながら、見た目は恐ろしいほどにカッコ良く男心をそそる一足です。
このブランドといえば、とにかく厚くてインパクト抜群なトリプルソールが有名ですが、こちらのローファーはオリジナルのラバーソールを履いており、かなり柔らかく返りも良い模様。そうでなくちゃ歩けなそうですからね(笑)。
まったく異なる2足ですが、どちらも素晴らしい! ロブ ロンドンのクロコタッセルといい、@sho_of_closetさんは見惚れる靴をたくさんお持ちですし、どれも美しい状態で履かれていて拝見していて気持ちがいい。
今後もよくお手入れされた愛靴をたくさん投稿してくださるのを楽しみにしています!
やっぱり春になるとローファーが履きたくなりますね。「怠け者・ならず者」から名付けられたというのは気になりますが、今やお洒落には欠かせない靴ですし、コロナになってからは活躍のシーンがとにかく増えた気がします。木型が合わないと履きにくい靴ではありますが、ピタッとハマったらきっと他の靴は履けなくなりますので、「シンデレラローファー」を探してみてはいかがでしょう。
それでは、今回はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!
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それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka