ここまで20分話しているタナカに、麻里絵は申し訳ない気持ちにもなり、ちらっと顔を見せることにした。
「わあ、美人じゃないか! エリちゃん、君はもっと顔出しした方がいいよ」
褒められてまんざらでもない気持ちになったところで、タナカは畳み掛ける。
「よかったら……胸元をちらりと見せてくれないかな? ちょっとでいいんだけど……」
「え、でも……」
「だってエリちゃんすごく綺麗だから……本当にちょっとでいいんだよ。こんなに綺麗な奥さんがいるなんて、旦那さんは幸せだろうな……」
そう言われ、麻里絵は流された。そして胸元を見せると次は、下も少し見せて、とタナカの要求はエスカレートしていく。
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