沙雪：いわゆる毒親ではないので、良好ですよ。母は今も仕事をしており社会的な地位もある。私が会社で辛いことがあったと母に話すと、私は共感してほしいだけなのに、理路整然に、問題点とその解決方法のほか、私にとって痛いところを指摘する。
川崎：うおう！！！母として耳が痛い！ 仕事が好きな人が愛する、万物に対する合理主義＆時は金なり思想。
沙雪：母は先生に似ているかも。母にしてみれば、娘は苦しんでほしくない、間違って欲しくない、困難を解決してほしいと一生懸命考えてくれる。でも私は「大変だったね」とか「がんばったね、でも学びはあるから」と共感してほしい。ちょっと止まり木になってほしい。
川崎：あなたが年上男性に惹かれる理由がわかったわ。生半可の独身男性には受け止めきれない。
沙雪：銀座ホステス時代に知り合った彼が既婚者とわかって別れた翌週に、結婚相談所に入ったんです。
川崎：あなたのその行動力、お見事だわ。でも沙雪さんは、結婚相談所は向いていないかもしれないね。今のところ、あなたと話していて、そこまでスペック重視じゃない気がするから。専業主婦願望みたいなものは感じないし、仕事が好きそうだしね。
沙雪：そうなんですよ。10人以上お会いしましたが、会話が続かないとか、すぐに肉体関係を求められるとか、ちょっと変わった男性ばかりでした。
川崎：長い前置きだったけど、そろそろ本題に入ろう。ぶっちゃけあなたはどんな人がいいの？
沙雪：一緒に育っていけて、私自身が好きになれる人がいい。
川崎：ホントに？？ あなたは人生の開拓者であり、冒険心もある。同世代男性もアリよね。でも外見はハイスペック男子向けに“包装”しているよね。あなたの見た目を表現するなら、皇室御用達の百貨店のシワひとつない包み紙なのよ。私もその包まれている箱の中身はわからない。あなた、自分のことをどこかで隠していないかしら？
沙雪：そんなことありません！
