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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

バツイチの元銀ホス女性が、婚活を頑張っても結婚できない致命的理由。

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川崎:え???

沙雪:彼はその店でいい顔をしたいだけなんです。それで帰り道、私が足を引きずりながらタクシーに乗ると「今日は最低の夜だ。オマエのせいで変な空気になった」って。

川崎:あ~~~。

沙雪:私も求められた役割を全うしたいし、彼にも愛されたいから、そういう小さなことを黙って飲み込んでいた。そのレストランのときも私が悪いような気がして、うやむやにしてしまったのですが、もやもやは心に積もっていきます。結婚当初は彼との子供のことを考えていたのですが、そんな人と一緒に育児はできない。その結果、離婚しました。

川崎:ここでも、損切ね。でもさ、元夫とそう簡単に離婚できなかったんじゃない? だってあなたは他人の欠損している部分を愛するところがある。欠損を抱えて生きてきた男性は、そう簡単にあなたを手放さない。

沙雪:ぎくっ!!! なんでわかるんですか? そうなんです。離婚時にもめて、一年ほど別居したんです。私はお金もないからめっちゃ狭いシェアハウスに住んで、昼は会社員をしながら、夜は自活資金を稼ぐために銀座でホステスをしていました。そこで人生最初の大人の恋をしたのです。向こうはお客さんだったのですが、最初に会った時にグッと心をつかまれました。

川崎:相手は年上のお坊ちゃま?

沙雪:そうです!!彼は15歳年上で、私の離婚の相談に乗ってくれて、マンションも借りてくれて、「沙雪さんが離婚するまでは関係を持たないよ」と言ってくれたんです。無事に離婚し、初めて結ばれたときは感動してしまって、「あなたと結婚したい」と思わず逆プロポーズ。

川崎:で、相手は既婚者だった

沙雪:ねえ、なんすか? 先生って何者なんですか? 私の人生、見ていました?

川崎:だって、それだけ経済力があり自制心がある独身男性っている?

沙雪:………いないです。なるほど、そういうことですか(笑)。でも、関係が始まると別れられない。私は彼に愛されたかった。でも彼は妻とは別れないと言い切った。それで彼ともお別れしました。

川崎:ところで、なぜそんなに愛されたいの?

沙雪:う~ん。私が離婚家庭で育ったということもあるかもしれない。母はスーパーキャリア女性で、離婚後は馬車馬のように働いて、私と弟を女手一つで大学まで出してくれたんです。朝早くから夜遅くまで働き詰めで、出張も多く、運動会などの行事は一切来られなかった。私に愛情を注げる余裕がなかったんです。でも私は母に私を見てほしかった。そのために、男性に母的な役割を求めてしまうんです。これは自分でもわかっている。それはよくないと思うんですけれど……。

川崎:それでいいのよ。あなたとお母さんとの関係、今はどうなの? 答えたくなかったら言わないでいいからね。



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