「今日もお父さんがいなくなって警察のごやっかいになった、という報告が続きました。公民館の受付の人に、俺の会社はどっちに行くんだっけ？としつこく聞いて迷惑をかけたり、小学校に入り込んで警察を呼ばれたり」
父親を監視することに疲れた母親を心配し、日菜子さんは専門家に救いを求めた。
「ケアマネージャーさんに相談することにして、日にちを決めて再び帰省しました。母と話して有料老人ホームを探すことに決めたので、その方針をお伝えすると、そこからは施設探しです。自宅と田舎を何度か往復して大変でしたが、何とかいい施設が見つかりました」
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