ポイントは、コントラストを抑える!
まもなく、二十四節気でいうと「立夏」から「小満」へと移り変わり、陽射しがいっそう強まって、あらゆるものが生長を遂げて、天地に満ち始めます。
気温も急上昇してくるので、装いも一気に夏っぽくなり、足元にも少々明るさが欲しくなります。
そんなときに重宝するのが、コンビになった靴。というわけで、第182弾ではコンビ靴をピックアップします。
日本ではコンビシューズと呼ばれますが、海外ではスペクテイターシューズ(Spectator Shoes)、コレスポンデントシューズ(Correspondent Shoes)の相性で親しまれます。
スペクテイターとは"観客"の意味で、100年ほど前にはスポーツ観戦の際に履かれた靴でしたが、その後、仕事で海外へ赴任する海外特派員などがアフリカやアジアなど暑い地域で履いたことからコレスポンデントシューズとも言われます。
かのウィンザー公やフレッド・アステアなどウェルドレッサーたちが愛用したため、1930年頃には欧米で大ブームを巻き起こし、一気に定着していきました。
リネンやシアサッカーなどのアイテムとも相性が良く、暑い季節の装いに抜群にハマるのですが、黒×白や茶×白のコンビだとコントラストが強すぎて、意外と難しいかも…と二の詩を踏んでしまう方も多いのでは?
そこで、おすすめしたいのがコントラストを弱めたコンビ靴。白の対抗色を黒や茶以外を選んだり、白ではなくクリームっぽいカラーにアレンジしたり、コンビ部分を少なく見せたり。コンビ靴初心者でも取り入れやすい一足が、意外に多くリリースされているんです。
では話をクルリンパと戻して、 コンビ靴の投稿5選をご紹介していきます!
パラブーツの「ダックス」
まずは、@keichinkunさんの投稿から。パラブーツ(PARABOOT)の「ダックス(DAX)」です。
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やや丸みのある顔つきが特徴的な、パラブーツ ドレスラインのローファーが「アドニス」。そんな「アドニス」をコンビにアレンジさせたモデルが「ダックス」です。
きめ細かく上質なフレンチカーフを使いながら、コバの張り出しを抑えて作られているため佇まいに品があります。
レザーソールのようなすっきりとした見た目のオリジナルラバーソール「GALAXY SOLE」を採用し、ウエストを薄く仕上げているので、返りの良さを実感できるのもポイントです。
@keichinkunさんの「ダックス」は、涼しげなホワイトと、シックなグリーンのスムースレザーをコンビにした、なんとも今っぽい一足。
ブラック×ホワイトほどコントラストがキツくないので、使いやすいのではないでしょうか?
今後、コーディネートともにたくさん投稿してくださると嬉しいです。