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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「そのうち異性に興味を持つよ」アップデートされない、教育現場の錆び付いた実態。

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「日本は遅れているのだなあと思いました。LGBTQとは何か、そしてそういった人たちがどんな歴史を生きてきたのかということまで小学生や中学生の内に習う国もあるんですね!

そりゃあ、そういった方々をいじめたり差別したりしにくくなりますよね。だって、そういった人たちがどんな人たちなのかをわかっているんですから。

日本は、私も含めてですが、LGBTQを自認しておられる方々に対してどこか『わからないところのある相手』というか『理解し合えない相手』というような意識が働いている気がするんです。

自分はLGBTQを自認していないから、自認している方々のことは分からない。

差別をしているのではなくて、『接し方が分からない』という方々がほとんどなんじゃないかなあと思います。それが子どもたち同士の話になると『無視』や『仲間外れ』になるのかも。『よくわからないから、もう近寄らないでおこう』みたいな。

日本ももっと小さいときから『LGBTQを自認している』という存在があることを知っておくべきなのかもしれませんね。そうすれば、『特別すぎて分からない相手』としてではなく、『そういう性格の相手』としてLGBTQを自認している方々と接することができるようになるのかも」

充さんはそう言ってため息をついた。

「生徒の立場に立って、子どもたちを傷つけないためにという発想から『LGBTQを自認する子どもたちへの対応』に悩んでくださる先生は多くて、私は海外が長かったので、そういった方々から質問されることも多いです。



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