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現地直撃! 秋冬コートのための”こだわり生地”の素晴らしさに脱帽!【PR】

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Sponsored by Takashimaya
 

ある日の撮影で干場編集長が着た、タカシマヤ スタイルオーダー サロンのコートの生地の美しさに感銘を受けたスタッフ。てっきりインポートの生地かと思って訊ねてみると、実は国産の生地だそう。あまりの質感の良さに驚いていると「作ってるところを見学するのが一番ですよ」と、干場編集長が産地の工場にアポイントを取ってくれることに。インポートには無い、国産毛織物ならではの魅力とは。それを確かめに、現地へ足を運ぶことにした。

そしてやって来たのが、愛知県一宮市。ここを中心とする尾州地域は木曽川流域の豊富な水資源と肥沃な土地を背景に、奈良時代から繊維産業が盛んな土地。明治時代から毛織物の生産を手がけるようになり、イギリスのハダースフィールド、イタリアのビエラと並ぶ毛織物の産地として世界に知られている。タカシマヤ スタイルオーダー サロンのコート地もこの尾州生まれということで、FORZA STYLEでもお馴染みの高島屋のバイヤー奥村さんと合流して生地作りのこだわりを見ていくことに。

訪れた織物工場さんは、まさかこんな場所に工場があるとは!と思わせる一宮市郊外の住宅街にあった。閑静な住宅街に織機の音がかすかに響く。ウールの糸を織り上げている工場は、機屋(はたや)とも呼ばれ、その多くは家族経営の小規模生産体制をとっている。今では、機屋の数が少なくなったものの、職住一体型の名残を今も色濃く残している。

タカシマヤの秋冬用コート地の製織で使用したのは、低速レピア織機と呼ばれるもの。レピア織機自体は一般的なものだが、タカシマヤのコート地ではゆっくりとしたスピードで生地を織り上げることができるこの特別な織機を使用して、糸に負担をかけずにふくらみを持たせながら生地を織り上げている。

次の工場に訪れる前に、愛知県の名物である喫茶店のモーニングで腹ごしらえ。干場編集長曰く、実はモーニングが尾州地域で発達したのは、かつて家族総出で朝から織物工場で働くために朝食を兼ねていたからだったり、織機の音が鳴り響く工場から離れて落ち着いて商談をするためだったりと、繊維産業と密接な関わりがあるそう。

さて、織り上がった生地が届けられるのは、御幸毛織の四日市工場。北向きに採光窓が設けられた織物工場らしい鋸屋根の建物内は明るく、極めて清潔。ここでは、織り上げた生地に対して洋服にふさわしい表情や風合いを与えるための整理工程が行われる。

生地が完成するまでに細かく分けると約300もの工程を経るが、この工場で特にこだわりの工程として挙げられるのが、①生地表面の毛羽を取ることで肌触りを改善する『毛焼き』②汚れを落とししなやかさを与える『洗絨』③ふくらみを残しながら生地を整え、ツヤを与える『プレス』の3つ。

なかでもタカシマヤ スタイルオーダー サロンのコート地では、プレス工程に特に工夫があるという。通常のプレス工程ではロール単位で反物にスチームを当てることでプレスをおこなうが、今回採用したのは『ペーパープレス』という手法。織物をジグザグに折りたたみ、その間にお湯で温めた紙と熱板を挟み込んで圧力をかけることでツヤを出すもので、時間も手間も掛かるため高級生地に使用されるテクニックだ。この工程を行える工場は日本で唯一で、独特のヌメリ感を生地に与えることができる。

そして出来上がったばかりの生地がこちら。ただツヤが出たのみならず、トロリとしたヌメリ感がありつつボリューム感のあるコート向け生地が完成した。

たくさんのこだわりが詰まったコート向け生地のコレクション。タカシマヤ限定の色柄を含め、豊富なラインナップを提案する。いずれもウール100%で、スーツ生地に近い上品さの梳毛、温かみのある紡毛の両方を揃えているのもポイントだ。
特に奥村さんがお勧めする生地3つ提案してもらった。


まず最初は、産地を訪れるきっかけになった梳毛生地。スーツに近い質感を備えながらも、コートに相応しい肉厚さと目付けを兼ね備えており、非常に濃いネイビーにクラシックなシャドーヘリンボーン柄を採用。11万8800円(オーダー価格。納期約5週間)

前を開ければスッキリと着こなすことができ、ベルトを結べばペーパープレスならではの極めて美しい艶とドレープ感を強調することができる。

 


コートを仕立てるのに相応しい大振りなグレンチェック柄をグレーのコントラストで表現。先ほどのヘリンボーン柄と同じく、ラグランスリーブのベルテッドコートというリラックス感のある仕立てながらも、織りで柄を表現することで全体に深みが生まれ、全体の目鼻立ちもくっきりと際立っている。11万8800円(オーダー価格。納期約5週間)

グレンプレイドに近い大きめな柄ながら、グレーのトーンを調整することで落ち着きのある印象に仕上げた。こちらも同じ毛焼きと洗いを経て、ペーパープレスで仕上げをおこなっている。

染色濃度の異なるネイビーの糸を組み合わせて織り上げて深みを出した生地感を活かし、しっかりと着丈のあるダブルブレステッドのチェスターフィールドコートに仕立てた。やや短繊維の原毛を用いた温かみのあるツイードは、英国調のバーリーコーン柄を採用。12万4300円(オーダー価格。納期約5週間)

生地の目が立ったザックリとしたツイードらしい風合いは、度を詰め過ぎずにゆっくりと織り上げるからこそ。

産地を訪れたからこそ伝わる、日本ならではの細やかな気遣いが溢れたモノ作りと、それを支える職人の実直な手仕事。特に今回の新作生地のようなクラシックでスタンダードな生地を作る時にこそ、そんなジャパンメイドの本領が最も発揮されるものであり、さらにスーツのトレンドを知り尽くしたタカシマヤの感性が加わることで、この秋冬から愛用したい素敵なコートが仕上がるのです。
 

【提供元】

タカシマヤ スタイルオーダー サロン
日本橋高島屋S.C. 本館
03-3211-4111(代表)

新宿高島屋
03-5361-1111(代表)


横浜高島屋
045-311-5111(代表)

大阪高島屋
06-6631-1101(代表)


京都髙島屋S.C.(百貨店)
075‐211‐8811(代表)

 

Video : Shingo Takeda、Kengo Yagawa

Text:Shunsuke Hirota

Edit:Takayoshi Kawai

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