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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「優しい夫が実の母の背中を……」姑の介護に翻弄される中年夫婦が迎えた悲惨すぎる結末

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

【前編あらすじ】

39歳の時に結婚した森川貴子(52)。夫も優しく、姑もいい人で出会った時は尊敬していた。しかし、ある日を境に夜の営みなど聞かれたくないことを執拗に聞いてくるようになり、姑の千枝さんだんだんと変わっていてしまった。しまいには「私、妊娠したの! 光良(貴子の旦那)の子どもよ」と意味不明なことを言い出してしまう……・

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「本当にびっくりしてしまって、無言でいると今度は急に千枝さんが泣き始めたんです。なんで喜んでくれないの? って。せっかく妊娠したのにって。私はあたふたするだけで、状況を掴むことができませんでした」

食事の間、千枝はまるでジェットコースターのようにハイテンションとローテンションを繰り返していた。

「子どもは男の子なのと喜んでみたり、夫と私が千枝さんをのけものにしていると泣いてみたり……明らかに異常で、私はこの時間をどう終わらせればいいのかわかりませんでした」。

千枝は普段はあまり口にしない酒を飲んだことで、眠くなったようでお風呂に入るといい、キッチンを立った。貴子が片付けをしていると風呂から上がり、寝室へと階段を上がっていく音が聞こえたという。

「ひとまず、寝たことを確認したので合鍵でしっかりと施錠して実家を後にしました。もちろんすぐに夫に電話を入れました。千枝さんがやばいって」

話を聞いた夫は、翌日出張帰りに実家に寄るといって電話を切った。

「なんだかまずいことになりそうだなとその夜は私もよく眠れませんでした。うとうとを繰り返していたら、急に電話がなったんです。朝の5時頃だったと思います」

電話に出ると向こうでは半狂乱になった千枝の声が響いていた。



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