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契約書では4階建てなのに、完成した家は3階。最近流行りの「片流れの屋根」は注意。欠陥住宅を見抜くポイント。

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日本建築検査研究所代表の岩山健一氏は、一級建築士であり、24年にわたり欠陥住宅の検査を行ってきた経験を持つ。彼は、多くの人が家を一生に一度の買い物として購入する中で、よく調べずに欠陥住宅を購入してしまうケースが後を絶たないことを指摘している。

そんな岩山さんが例としたひいたのは、中央線沿線の人気住宅地で戸建てを建てたAさんのケースだ。

Aさんは複数のメーカーに4階建てのプランを依頼した。すると、他のメーカーが3階建てを提案したにもかかわらず、1社だけが4階建てのプランを出して来た。なぜ、そのメーカーだけが4階建てを提案できたのだろうか。

ⒸGetty Images

「営業は4階建てが可能だと言ったので、Aさんは契約をしました。しかし、いざ建てるときになって、やはり3階建てにしかならないと言い出したんです。嘘みたいでしょう? でも、これがリアルです。結局、なんだかんだ言いくるめられて、3階建ての家を手にすることになってしまって、途方に暮れて私のところに相談がきたんですよ」

とんでもない話である。子どもの嘘よりもひどい。

「契約と異なるというケースはかなり多いですよ。契約よりも部屋が小さいとか、駐車スペースが非常に停めにくいとか……。住めないわけではないので、多くの施主さんは泣き寝入りをしてしまうんです。設計者のレベルのが低いのか、契約優先で内容は後回しという会社の方針なのかはわかりませんが、あまりにもひどい話です」

ただ、営業マンがメリットを述べるのは当たり前のような気もする。



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