「まあどうしても……こんな若い男の子を近くで見るの久々すぎて」
「やめてくださいよ、そんなに若くないですってば」
「でも、ハタチなんでしょう? お肌も綺麗で、うらやましいぐらい」
「リオさんの肌も綺麗ですよ……触ってもいいですか?」
「え?」
次の瞬間、ショウはいたずらに笑いながら沙織の左頬に手を伸ばした。ふわっと頬を不意打ちで撫でられた沙織は、一瞬にもかかわらずゾクっとしながらも恥ずかしい気持ちになった。
「ほら、すべすべ。綺麗ですよ」
「ちょっと、やめてよ、こんなおばさんに、人前で」
「えー。じゃあ……人前じゃなければ触ってもいいんですか?」
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