アウトランダーPHEVは三菱を救えるか？往年のパジェロ・ランエボブーム再来の予感

■この一台だけでは、復活は厳しそうだが

初代アウトランダーPHEVがデビューした2013年はライバルがいなかったが、現在は、エクリプスクロスPHEV、プリウスPHV、RAV4PHV、レクサスNXなど、プラグインハイブリッドモデルは、国産メーカーだけでも複数ある。三菱は、停電時のバックアップ電源としてや、アウトドアでの電源替わりにするなど、便利なプラグインハイブリッド車の活用方法をアピールしてはいるが、これが、三菱のプラグインハイブリッド車のアピールにはなっていないことは、かなり危惧している。

新型アウトランダーPHEVは、環境性能と走行性能に優れた、確かなクルマだ。だがこの一台だけでは、三菱を復活に導くことはできない。復活への道のりは厳しいが、諦めることなく、地道な販売努力を続けてほしい。

Text：MMM-Production,Tachibana Kazunori
Photo：MITSUBISHI
Edit：Takashi Ogiyama

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