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アウトランダーPHEVは三菱を救えるか?往年のパジェロ・ランエボブーム再来の予感

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2021年10月に新型が登場した、三菱のフラッグシップSUVである「アウトランダー PHEV」。三菱といえば、国産クロカン4WDの知名度を引き上げたパジェロや、最強のスポーツ4WDランサーエボリューション、軽自動車サイズのバッテリーEV i-MiEVなど、確かな技術でファンの心をつかんできた自動車メーカーだが、2000年代前半、相次いで発覚したリコール隠しや燃費試験の不正などの不祥事がきっかけで販売が低迷。2018年にルノー日産アライアンスに参加し、再起をめざしているところだ。

そんな三菱が、「威風堂々」というキャッチコピーで世に送り出した、アウトランダーPHEV。アウトランダーPHEVは三菱の復活に貢献できるのだろうか。

 

■室内エリアを拡大し、バッテリー走行航続距離も延長!!

ルノー日産と開発したプラットフォーム(CMF-D)に、三菱のPHEVシステムを搭載している、新型アウトランダーPHEV。ボディサイズは、4710×1860×1740mm(全長×全幅×全高[mm])と、先代より15mm長く、50mm広く、60mm高くなった。ホイールベースは2705mmと、先代よりも35mm拡大。これによって、室内スペースを拡大することができ、また、大容量化(先代比約30%増加)した駆動用バッテリーの搭載を可能にした。

他の三菱車と同じく、ダイナミックシールドの考え方に基づいたデザインを採用、フロント周りに存在感を持たせた

また、駆動モーターのバッテリー出力を約40%も高めたことで、加速のシーンにおいてエンジンが介入する頻度を極力抑えることに成功、レスポンスが良く、力強いモーター駆動の走りに繋がっている。

ボリュームがあって逞しいリアスタイル

エクステリアは、他の三菱車と同じく、ダイナミックシールドの考え方に基づいたデザインを採用、フロント周りに存在感を持たせた。グレードによっては最大20インチの大径ホイールを装備しており、ホイールを包み込む筋肉質なフェンダーフレアと、非常にマッチしている。そのたたずまいは先代を遥かに凌ぐ存在感だ。ボディカラーは、ダイヤモンドカラーシリーズの3色を含む全10色を揃える。筆者は特に、適度に存在感を表現するチタニウムグレーメタリックが気に入っている。



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