安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。
2021年8月に発売となった日産「ノートオーラ」が絶好調だ。2021-2022年度の日本カーオブザイヤーを受賞したこともあるが、とにかくユーザーからの評価も高い。これまでの「コスパ重視」というコンパクトカーの概念を超え、コンパクトカーながら上質さと余裕のある走りを実現したノートオーラは、発売から3週間で受注1万台を超える人気車となっている。ノートオーラはなぜ人気となったのか。
■未来的でおしゃれなデザイン、静かで力強い走りが魅力
コンパクトカー「ノート」をベースに、素材の肌触りのよさや、空間の心地よさといった感性品質を向上させたことで、e-POWERの魅力を存分に引き出すクルマとなったノートオーラ。その魅力のひとつはデザインにあることも事実ではないだろうか。
デザインというと、好みがわかれ、正解は見つけにくいが、2021年グッドデザイン賞を受賞しているノートオーラ。そのボディサイズは、4045mm×1735mm×1525mm(全長×全幅×全高)。フェンダーにボリュームを持たせた分、ノートよりも全幅が40mm拡大したが、それ以外は同じ。エクステリアで、ノートと大きく違うのは「顔」だ。
グリルデザインとLEDヘッドライトのデザインを変更し、目元を細く引き締めた印象に仕上げた。LEDのポジションランプや、ヘッドランプ、シーケンシャルターンランプを組み合わせ、Vモーションをライティングでかたちつくる。走りの新しさを、わかりやすく顔で表現している、とユーザーは感じたのではないだろうか。
