シンプル&モダンなデザインで、どんなスタイルにも合わせやすい!
#ジュエリー魂の16回めは、ヴィンテージのジュエリーがジワジワと人気を高めているティファニー(Tiffany & Co)を再度選んでみようかと思います。
1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの2人が設立したティファニー・アンド・ヤングという会社が、ティファニーの前身。
1848年にフランスで二月革命が起こった際、貴族から重要な宝石を買い入れることで宝石事業に参入。この事業の大成功によって、アメリカ第一の宝石商という現在の地位を獲得します。
1853年には、チャールズ・ルイス・ティファニーが会社の全権を握り、社名を Tiffany & Co.に改称。ティファニーブルーと呼ばれるカンパニーカラーを初めて使用し始めます。
1940年にニューヨークの5番街・57丁目に本店を移転。オードリー・ヘプバーンの主演映画『ティファニーで朝食を』の影響もあり、観光名所になります。
2021年1月にはLVMHによる買収が完了し、傘下ブランドとなりました。
この話題性と、エルメスのヴィンテージジュエリーの高騰などの影響を受けて、セカンドマーケットではティファニーのヴィンテージが再評価され始めているようです。
では、話をクルリンパと戻してティファニーの投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!
ティファニーの「アトラス」K18イエローゴールド リング&ネックレス
まずは、ネックレス、スカル&動物モチーフリングの回に登場頂いた@yoji0928さんの投稿から。ティファニーの「アトラス(ATLUS)」K18イエローゴールド リング&ネックレスです。

1853年に、ティファニーの5番街本店に掲げられた有名なアトラス クロックから着想を得てデザインされた「アトラス」。"永遠の時間を刻む"をテーマに、打ち込まれたローマ数字が柔らかな印象を与え、男女問わずに人気なシリーズです。
まずは、一粒のダイヤモンドが輝く、K18イエローゴールド リング。重ねづけにもぴったりで、シンプルながら存在感がある逸品です。
そして、同じく「アトラス」シリーズのキーチャーム。ティファニーには鍵モチーフのジュエリーが多く、自立心・力強さ・そして前向きな姿勢を表現しているそう。
@yoji0928さんのゴールドで揃えた「アトラス」は素敵ですね。今度はぜひ着けこなしたコーディネートのポストを拝見させてください!
ティファニーの「エルサ・ペレッティ™ スプリット カフ」
次は、エルメスの回に登場し、見事なコレクションを披露してくださった@ag925_さんの投稿から、ティファニーの「エルサ・ペレッティ™ スプリット カフ」です。

卓越した職人技が光る、斬新なデザインを世に送り出し、女性のジュエリーの身に着け方を変えたエルサ・ペレッティ。
1974年にティファニーに加わってからは、この「ボーンカフ」や「ダイヤモンド バイ ザ ヤード™」、「ビーン」、「オープンハート」など数々の名作を誕生させ、高い評価と脚光を浴びました。
残念ながら、2021年3月18日、スペイン・バルセロナ郊外の村で80年の幕を閉じましたが、彼女のスピリットはこれら名作に宿り、影響を受けた多くのデザイナーたちによって意志は引き継がれていくことでしょう。
@ag925_さんの「ボーンカフ」は、そのネーミング通り、"骨"がモチーフ。動物の頭蓋骨から人間の関節に至るまでを研究し、人間工学に基づいた、まるで体の一部のように手首に優美にフィットするデザインを完成させました。
スプリット(裂け目)のタイプはあまり見かけないので新鮮ですし、目を引きます。@ag925_さんがお持ちのエルメスのジュエリーとも相性が良さそうです。
またジュエリーのコレクションが増えた場合や、着け合わせの妙技なども投稿で紹介してくださると嬉しいです。
「ティファニー1837」シリーズのリング
続いては、エルメス、グッチ、ネックレスの回に続いての登場となる@roy_clgさんの投稿から。「ティファニー1837」シリーズのリングです。

記念すべきティファニー創業の年が刻印された、「ティファニー1837™」シリーズ。
滑らかなカーブを描くフォルムが美しく、洗練されたデザインでどんなスタイルにも合わせやすいエレガントなリングです。
コメントにもありましたが、恋人とペアでサイズ違いを着けたり、同じ「ティファニー1837™」シリーズからキーリングやアーミーナイフ、マネークリップやホイッスルなどを買い集めて、さり気なくアピールしていた90年代が懐かしくなります(笑)。
時代を超えた名作ですから、これからも大切に愛用してあげてください!
ティファニーのクラスリング(14K イエローゴールド)
4番めは、@07_vintage_aさんの投稿から。ティファニーのクラスリング(14K イエローゴールド)です。

アメリカ海軍およびアメリカ海兵隊の士官学校であるアメリカ海軍兵学校(US Naval Academy)のためにティファニーが製作した、14Kイエローゴールドのクラスリングです。
ロレックスやパテック フィリップの時計、モンブランの万年筆などティファニーネームが付けられ、ダブルネームなんて呼ばれてセカンドハンド市場で高値で取引されるアイテムをよく見かけますが、店舗で提供されるアイテムとは別にクラスリングやカレッジリングなどの製作も請け負っていました。
@07_vintage_aさんのリングもそんな逸品。戦地などに赴く際に男性が愛の証として故郷に残す恋人や家族に贈られたものです。
石がセットされ、ティファニーらしい繊細な彫刻が施されたリング類は今後ますます注目されていきそうな気配。ぜひ大切にしてあげてください。
ティファニーのバンブー&ベルトモチーフTロゴ ブレスレット
最後も、@07_vintage_aさんの投稿から。ティファニーのバンブー&ベルトモチーフTロゴブレスレットです。

まずは、1996年に自然を題材にして発表された「ネイチャー」コレクション。 その中でバンブー(竹)を繋ぎ合わせたデザインのブレスレットです。
発売当時、ボーンカフの存在もあったせいか、ボーン(骨)を繋ぎ合わせたように見えたため、スカルのジュエリーなんかと合わせる方が多かったのは懐かしいお話。
続いては、4連ロープにTロゴのモチーフが配され、ベルトバックルで留めるタイプのブレスレット。エルメスの「ブックル・セリエ(Boucle Sellier)」の人気&高騰を受けて、注目され始めたアイテムですが、ベースが4連ロープで手頃なため、セカンドマーケットでも足早に消費されているようです。
@07_vintage_aさんのように重ね付けするのもカッコいい。ぜひ今後は、ジュエリー魂意外の魂企画にも投稿をお願いします!
一時期は沈静化していましたが、ジワジワ盛り上がってきているティファニーのヴィンテージ ジュエリー。いまはまだ価格も落ち着いていますが、このまま進むと異常な高騰なんて話もなくはありません。ディスコンのアイテムに関しては枯渇していくのみですので、気になるアイテムを見つけたら早めに押さえておくほうが良いかも。もちろんヴィンテージだけでなく、最近充実してきているメンズのジュエリーもモダンで素敵ですから、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがですか?
それでは、本日はここまで。これからも読者の方々が、どんなジュエリーを愛して、ともに過ごしているのか? その審美眼に加え、手入れされた美しい輝き、はたまた長年愛用することで生まれたキズや汚れから感じるジュエリーへの愛着などを「#ジュエリー魂」を付けて たくさんポストしてください! もちろん女性の投稿も大歓迎!
ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので、#ジュエリー魂に対するご意見や感想、「オレはココのジュエリーが好きだー」「こんな切り口でジュエリーを見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。それから、インスタグラムの #ジュエリー魂を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
投稿に関してですが、撮影の仕方は自由! ジュエリーのみ、着けている身体のパーツの寄り、そのジュエリーを中心としたコーディネートなどなど、ジュエリーが写っていれば何でもOK。ぜひご自慢の逸品をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。
それでは次回の「あなたのジュエリー、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka