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LIFESTYLE

【ドクトルの書生が行く英蘭客船の旅】vol.3
腹ペコで臨むのが鉄則。クイーン・エリザベスのアフタヌーン・ティーが教えてくれた、本当の豊かさとは?

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最後の晩餐。スペシャルティ・レストランでステーキを!

船上での最後の夜は第1回でご紹介した「ステーキハウス・アット・ザ・ベランダ」でディナーをいただくことに。レストラン内はモダンかつ上品な印象。席に着くとその日の肉のラインナップの説明を受けます。サーロイン、フィレ、リブ、ホホ肉などたくさんの選択肢が用意されています。色々試してみたいという方は3種盛りもオーダー可能です(2名用)。

前菜は鴨胸肉のロースト。前菜でこのボリューム!
シーフードの盛り合わせ(写真は2人前)では、新鮮なテナガエビやロブスター、ムール貝をお好みのソースで楽しむことができます。
熟成スコティッシュ・アンガスビーフのフィレ(270g)、一口噛みしめると口内に今まで味わったことのないような旨味が広がります。クリーミーなマッシュポテトも絶品です。

当レストランは有料、完全予約制ですが、毎晩大変な人気ぶりでした。クイーン・エリザベスのすべてのレストランに言えることですが、料理や給仕、雰囲気などあらゆる面で最高のものを提供していても、決して堅苦しくなく親しみやすいところが最大の魅力です。

贅を尽くした最高の食事を味わった後は明日の下船への準備のため、そそくさと部屋へ戻ります。スーツケースへのパッキングを終え、規定の時間までに部屋の外へ出しておけば翌朝ターミナルで受け取ることが出来ます。

旅が終わる。そんなことを考えながらバルコニーへ出ると、約20ノットで海を行く船倉が波を蹴る激しい音が聞こえてきます。明日の朝が来ればこの心地よい波の揺れと別れなければいけないのかと切なさが滲んできました。

このまま眠られそうになく、下のデッキへ降りていくとクイーンズ・ルームでは予想より多くの方がダンスに興じていました。最後の最後まで楽しもうとする姿勢に感服しつつ、自分自身にこのクイーン・エリザベスでの生活をどれくらい楽しめたのか問いかけてみました。何もかも初めてのクルーズ、食事をするのも観劇をするのもいつもと違います。すべてが特別に感じるのです。他の乗客の方とのふれあいに心が温まり、忘れがたい体験でした。



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