シャンパン片手にキャプテンが走る? キャビア食べ放題? どれも本当なんです!

Seven Seas Explorerのラグジュアリーな船旅について、どこよりも詳しくご紹介しているこの連載もいよいよ最終回。今回は、プールやカジノ、エステだけではない、“船内での楽しみ方”をお伝えします。
Seven Seas Explorerの船内では、毎日さまざまなアクティビティが催されているんです。ここでは私たちが体験したアクティビティを、超・個人的嗜好や、ワクワク度&ドキドキ度などから、勝手にランキング。ベスト3をご紹介しちゃいます。
まず、第3位!
第3位 キャプテンランニング
チャイムとともに、突然響きわたる館内放送。「これからキャプテンが走りま〜す! 本日はワールドレコードを更新できますでしょうか? さあみなさん、グラスを持って廊下に出てくださいね!」(意訳)すると、「なんだ、なんだ?」と廊下に少しずつ、人が出てきます。



これでおしまい……? と思っていたら、本番はその後。かなりの勢いで、白いユニフォーム姿のキャプテンがダダダ~と走ってきたんです! 「こんにちは! Seven Seas Explorerでの船旅、楽しんでますか?」と、にこやかに挨拶をし、シャンパンを注ぎ、「もっともっとクルーズを楽しんでね☆」と、慌ただしく走り去っていったキャプテン(※セリフはイメージ意訳です・笑)。あまりの勢いに圧倒され、写真を撮りそこねてしまったということだけが、無念です……。
実はこのキャプテンランニング、近くの部屋のゲストと仲良くなるチャンスでもあるんです。上の黒Pセンパイの写真のときには人影もまばらでしたが、だんだんとゲストが部屋から出てきて、キャプテンがダッシュしてくるころには、お隣の部屋のゲスト、そのまたお隣のゲストなど、あっという間に8人ぐらいでの立ち話状態に。「どこから来たの」「この船は何回目?」「滞在期間はどれくらい?」「日本に親戚が住んでいるわ」などと会話が弾みました。その後、レストランで出会ったり、部屋に戻る際に会ったりして「ハーイ」と挨拶するだけでも、なんだかうれしいですよね。旅の間に徐々に知り合いが増えていき、まるで“ホーム”のようになっていく感覚。なんとも素敵です。
第2位 アフタヌーン ティータイム
お酒も好きだけど、甘いものも大好きな二刀流のワタクシにとって、スイーツが食べ放題のこのティータイム、まさに至福のひとときでした!
ご覧下さい!

スマイリーなスタッフが、美味しそうなケーキがずらっと入ったワゴンを押しながら、各テーブルを回ります。


これと、これと……とお願いすると、スタッフが手際よくお皿に盛りつけてくれます。

ワゴンが変われば中身も異なりまして、スイーツだけではなく、サンドイッチやミニハンバーガー、クッキー、フルーツなども。
「ティータイム」というその名のとおり、とても美味しい紅茶もサーブしてくれます。もちろんダージリン、アッサム、セイロン、ウバ、アールグレイetc.、選びきれないほどの種類の中から、好みのものをチョイス。

自分で入れるのとは違って、香り高くとても上品な味わいの紅茶に、色とりどりのたっぷりのスイーツ♡ この日は、すぐあとにレストランの予約が入っていたので、あまり量を食べられなかったのが悔やまれます………。


男性の場合、スイーツ好きを明言しにくいと聞きますが……。Seven Seas Explorerにご乗船の際は、ぜひ堂々と、甘いモノ好きを公言して、ティータイムを存分に楽しんでください!
第1位 キャビア食べ放題♡ サンデーブランチ
サンデーブランチって、それだけで特別な響きがありますよね。Seven Seas Explorerのサンデーブランチは、それはそれはエクスクルーシブ! だってキャビアが好きなだけ、食べられちゃうんですから!

え? すぐになくなっちゃうんじゃないかって? ご安心ください。なくなってもすぐに補充されます。さすがは豪華客船!



さて、続いては、「1回はやってみたかった! 次は必ずトライしようランキング」(次はあるのか、というツッコミはひとまず置いておきます・笑)。
隅から隅まで楽しんでいるように見えるでしょうが、(そして実際にかなり楽しんでいましたが)、取材や撮影をしていたり、時差のある東京との仕事のやりとりなどをしていると、思うほど自由時間というものはなく……。その結果、「やりたい!」と心引かれつつもできなかったこともいくつか。そんな“やってみたかったもの”ランキングをご紹介します。
第3位 カジノ
カジノについては、時間がなかったというよりも、ちょっぴり勇気がなかった、という臆病者のワタクシ。でも1回くらいやってみてもよかったかなぁ。カジノって“ホンモノ”の大人が集う上流階級の社交場、というイメージですよね。


第2位 カリナリーアートキッチン
カリナリーアートキッチンは、本格的なお料理を学べる、いわばキッチンスタジオ。週に数回、開催されているようです。取材させていただいた日、受講しているゲストが作っていたパエリアの美味しそうなことといったら……。

アニー先生。一見厳しそうだけれど、実はとてもチャーミングで優しいお方。



第1位 キャニオンランチのエステ
世界の超高級ホテルや豪華客船に展開している、セレブ御用達の超・高級スパCanyon Ranch Spa。フェイシャルからボディのエステメニューはもちろん、ヘアケア、マニキュア、ペディキュアまで豊富なメニューが揃っています。政財界の有名人やハリウッドスター、スポーツ選手など、名だたるセレブリティをも唸らせるという施術とはいかなるもの? ぜひ一度体験してみたかったです……。


それでは最後に、Seven Seas Explorerに乗ったらマスト! ワタクシ的イチ押しアクティビティをご紹介します。それは……
シアターでのショー
ショーは無料ですし、ほぼ毎日開催。乗船中に1回は誰もが訪れるかと思いますが……。とにかく素晴らしいので、必ず見てください!

演目は日ごとに異なり、ミュージカル、マジック、音楽がメインのもの、トークショーなどさまざま。でもやはりここはミュージカルをおすすめしたいです。昔からミュージカルや舞台が好きで、独身のころはしばしばニューヨークまで、ブロードウェイを観に行っていたワタクシ。ショーを楽しみにしつつも「まぁ船の中だし、そこまでは……」と、見る前は内心ひそかに思っていたのですが……。キャストの皆様、ごめんなさい! 歌もダンスも、パフォーマンスも圧巻、もう最高なんです! 英語がわからなくても大丈夫。その踊りや歌のすばらしさにあっという間に魅了されて、ファンになってしまうこと請け合いです。




劇場の造りは本格的でありながらもさほど大きくはないので、パフォーマンスを至近距離で観られるというのも最高です! ショーには予約や座席指定などはなく、ほんの少しだけ早く行けば、最前列ど真ん中のかぶりつき席を陣取ることも可能。これも舞台好きにはたまりませんでした(笑)。
ちなみに黒Pセンパイと私のお気に入りは、この真ん中の彼、ロビンくん。

こちらの彼、実は私たちのチェックインを担当してくれたスタッフさんでして、その時にお話して仲良くなりました(笑)。ご覧ください、この端正なお顔立ち。

パフォーマーの方々も、ショーの出演がない日などは、希望すればスタッフとして船の中で働けるのだとか。お客様に接する機会を得るために役割を掛け持ちしている、という人も多く、舞台で魅了されたパフォーマーにサービスしてもらえるチャンスがあるのも船旅ならでは。うれしい限りです。
いかがでしたでしょうか? このように、船内のアクティビティもとても充実しているので、退屈しているヒマはありません。あれこれ欲張りすぎてヘトヘトにならないようにお気をつけて(笑)。毎日異なるアクティビティの詳細については、デイリーで配布される船内新聞“PASSAGES”をチェック!

これがとにかく役に立ちます。寄港地の観光情報から、天気予報、船内アクティビティのタイムテーブル、今日のショー、予約できる寄港地ツアーなど、いろんなお役立ち情報が網羅されているんです。

日本語で読める日本のニュースもついてきます。いまやネットで日本のニュースが読めるとはいえ、やはり日本語の活字はありがたい! こういった細やかな点まで行き届いているというのがさすがですよね。
以上、6回にわたってお届けしてきました、Seven Seas Explorerでの旅。いかがでしたでしょうか?
結論としては、「また行きたい!!!」ヨーロッパから始まる旅だと往復の飛行機などが大変ですが、船によっては日本発着のツアーや、東南アジアやアメリカ、カナダなどから日本のほうへ向かってくるような行程もあるようなので、次の家族旅行などでぜひ検討してみたいと思っています。小さい子供連れの旅行の場合、“子供を連れて”“荷物を運んで”“次の目的地まで移動する”ということはものすご~く大変なので、船に乗っていれば次の目的地まで自動的に運んでくれる船旅は本当にありがたい、と思うのです。
唯一惜しいのは、以前のブログでも書いたように「電波がつながりにくい」ということ。Seven Seas Explorerに限らず、船旅でのインターネットは衛星通信を使用している関係で(飛行機と同様)電波がつながりにくいのです。でも、バカンスですからね。仕事じゃありませんからね。休暇に入る前に「休暇中、電波はつながりません!!!」と事前に周囲に宣言して、一週間はデジタルデトックス。仕事もSNSからも解き放たれた、軽やかな気持ちで船旅へと向かうことをオススメいたします。
































Seven Seas Eplorerでの船旅、これまでの連載はこちらから!
【vol.1・干場に「天国」と言わしめた船旅の世界】女2人、人生初のラグジュアリー船に乗ってみた!
【vol.2・ここは夢の竜宮城!?】ゴルフにカジノ…豪華客船を隅から隅まで見せちゃいます
【vol.3・実はお得なんです】船旅がセレブだけのものではない、これだけの理由
Text : Yukari Tachihara