「100均での買物を控えろというのもせこい感じがして、きつく注意することが躊躇われるんですが、そういった心理をつかれている気もしますね。ブランド物を欲しがるのとはわけが違う、とでも言いたげな『どや感』が妻からは伺えます」
購入しても大切に使うなり生活の役に立っているのならまだしも、多くの物はタンスの肥やしとなるかゴミとなっていることにも薄々気が付いている、と洋二郎さん。
「安物買いの銭失いとはよく言ったもので、最近みんな『100均で十分』と言いますけど、僕個人としては、やっぱり中には安い故に粗悪な物も多い気がします。ただ、最近は100均からのステップアップも気になるところで……」
最近の妻は300円均一ショップにめっぽうハマり、「均一ショップめぐり」の行動半径は広がるばかりだという。
「300均に通い詰めていることも、ゴミ箱から漁ったレシートで明らかになりました」
300均ショップの増加とともに、100均の中にも一部300円や500円などの商品を置いている店が目立つようになった。妻の購入単価はきっと上がり続けるだろう、と洋二郎さんは言う。
「最初はただの100均好きだったんですが、徐々に承認欲求も加わって今や大暴走です。
SNSで『わーそんなのあるんですね! お知らせありがとうございます』なんてコメントを貰ったりすると人の役に立っている気がして嬉しい、と前に言ってたけど、役に立ちたいというより自慢したいし褒めてほしいんですよね」
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