夫は里美さんが折れると疑っていないそうだが、里美さんも譲るつもりはないそうだ。
「表札は剥がされてしまいました。こんな歳になって、まさか旧姓を名乗りたいと言っただけでここまで揉めるとは思ってもみませんでした。多くの人が賛成しているとされる選択制夫婦別姓なのに、こんなに近くに反対する人がいるなんて…」。
里美さんは、上部だけの多様性を語る夫に闇を感じると話す。
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