「長男に悪気はないと思います。なんとなく聞かれたことに答えただけ。長男はすごく中世的で、ガツガツしていません。本来の性と自認が一致していないんじゃないかな?と思うこともあるくらい。夫もそのことに気がついていたはずですし、なんとなく話したときには、多様性の時代だし、そういうこともあると言っていたんですが…」。
実はまるで認められていなかったというわけだ。
「ここにきて化けの皮が剥がれたと言ってもいいかもしれませんね。さらに夫婦別姓への気持ちは強くなりました」。
特に夫が繰り返したのは、世間の目だったそう。
「夫婦別姓なんてみっともないとか、白い目で見られるとか。私にはその感覚がないので、よくわからないと話しましたが、まるで聞く耳を持ちません。どうしてここまで拒否するのか不思議なぐらいです。きっと妻は家に入るものみたいな古い価値観が心の奥底にこびりついているのでしょう。息子の性に対してもきっと同じですね」。
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