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「お前、お客様じゃないんだから家を手伝えよ」下僕キャラの夫が、お盆の帰省先でキャラ変。亭主関白ごっこに付き合わされる妻がとった「衝撃の行動」

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「実家に戻った瞬間から、ナゾの亭主関白キャラに変身します。いつもはお喋りなのに、寡黙になるのも特徴的ですね」

日常生活においては、呼んでもいないのにキッチンで作業中のかんなさんの元へやってきて、会社で起きた出来事やネットニュースで得た時事ネタなどについてさかんにお喋りしてくるという夫。

「実家に帰ると、まったくなんです。これは結婚してからすぐにわかったことなんですけど、モヤモヤしつつも、慣れてしまったというのがあります」

かんなさん夫婦は結婚9年目。保育園と小学校低学年の子どもがおり、コロナ禍を経て本格的にお盆の帰省を再開したのは昨年のことだったという。

「久々の帰省で、『ああ、そういえば、うちの夫は帰省するとこんな感じになるんだったわ』と思い出しました。リビングとか座敷に座って、テレビや新聞を見たり、お義父さんや親戚のおっちゃんと酒を飲む、みたいな感じ」

その言動は終始一貫「亭主関白風」だそうだ。

「いつもは結構気遣いの人です。俺は料理ができないから、かんなちゃんのためにフルーチェ作ってあげるね、とか。下僕キャラというか、驚くほど優しいこともある」

普段の夫はかんなさんを「ちゃん」呼び。子どものこともよく可愛がりつつ、妻への愛情表現やプレゼントなども欠かさない。

「日頃から少し俺様なところがある人なら理解できるのですが、『この人、メンタル大丈夫?』と思うほど義実家では180度キャラ変します」

後編では、義実家における謎の「夫優位ごっこ」のさらなる詳細と、帰宅後かんなさんが夫にその真意を聞いてみた結果についてお伝えする。

取材/文:中小林亜紀

PHOTO:Getty Images

▶︎後編に続く


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