広江さんはできれば、息子家族と距離をおきたいと考えているが、ままならない。
「今の働き方では、お迎えに行くことはおろか、子どもを育てること自体、難しいんではないでしょうか。でもこれ以上、息子の家庭に口出しすると何を言われるかわかりません。また責任を押し付けられても困りますし…今は孫が可愛い、その気持ちだけで手伝っている感じです」。
責任の所在はいったいどこにあるのか?曖昧にしておくことで最終的に被害を被るのは、ほかでもない孫である。その事実に嫁と息子が気がつく日が来ることを願うばかりだ。
取材・文/悠木 律
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