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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「女の子にタクシー代を払うのは当たり前だろ…」カッコつけていた50代上司に欠けていたセクハラという視点。おごられた女性部下がXに投稿した「衝撃のひとこと」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

ダウンタウン松本人志の性加害疑惑問題について、番組などでコメントを求められる著名人が激増している。この週末に放送された番組でもさまざまな意見が出た。なかでも大御所中の大御所、ビートたけしのコメントには多くの人が関心を寄せた。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「事態を収拾するには、記者会見をするべきだと発言されていましたね。ご本人も過去に数多くの事件を起こしてきた人です。そのたびに記者会見を開いてきた過去からすれば、説得力があります。今の時代なら当然許されるような事件ではありませんし、過去だからいいとはなりません。ただ、コメント全体を通して感じたのは、たけしさんはやはり時代の空気を読むのがとてもうまいということ。時代のスピードはどんどん加速しています」。

番組では松本氏が女性に渡したとされる金額についても取り上げられた。

「2000円とか3000円とかセコイと。そもそも女性をまるでモノのように扱うこと自体、卑劣だと言わざるを得ませんが、そのことを置いておいたとしても確かにちょっと安すぎる、SNSではそんな意見も見られます」。

今回はこんな、帰り際に渡した交通費という名のお金事情についてある男性から話を聞いた。

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©︎GettyImages

坂東康介さん(仮名・55歳)は、バブル世代。景気の良い時代に生まれ、就職をし、毎晩のように飲みに行き、ディスコで踊った時代を懐かしく思うという。

「あの頃が、人生の絶頂だったかもと思うほどです。子供も手を離れてきて、最近はまたクラブ遊びをしていますよ。大人が通うクラブがあるんです。華金とか同世代で溢れていますよ」。

そう明るく話す康介さんだったが、先日ちょっと困ったことがあったというのだ。

「私はバブル世代なのでタクシー代を渡すことに違和感はありません。特に後輩たちには飲みに付き合ってもらう感覚なので、終電近くなればタクシー代を渡しています。昔のように1万円とか2万円渡すわけにはさすがにいきませんが、数千円は渡してきました」。

なかには律儀に数百円のお釣りを返してくれる後輩もいたと話す。

「丁寧に領収書とおつりを封筒に入れて返してくれたり、チョコレートとかちょっとしたものを合わせてくれるようなデキる子もいます。もちろん評価は上がりますよね。きちんとしているなって。ただ、おつりを返されないからといってなんとも思いません。たかだか数百円ですしね」。

ここまで聞くと康介さんは、いまどきあまり見ないいい上司に思える。しかし、詳しく話を聞くと一概にそうとも言えない事実が発覚する。なんとタクシー代を渡すのは、女性だけだというのだ。

「そりゃそうでしょ。野郎に渡してなんの徳があるって言うんですか。女の子、しかも後輩だけですよ。同年代やそれ以上に渡す意味もありませんしね」。

確かにタクシー代は善意である。それを他人に咎める権利はない。ただ、この男女差別が大問題に発展したと言うのだ。

「まさか女の子にだけタクシー代を渡したことで、こんなに責められるとは思ってもみませんでしたよ」。

そう肩を落とす康介さん。問題が起こったのは、昨年末の忘年会でのことだったそう。



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