「考えてみれば、ライバル客に勝とうと次々に高級酒を入れ、バースデーには9段のシャンパンタワー(130万円)で祝って、プレゼントなどもしていたのだから仕方ありません。
私は風俗嬢という仕事柄、仕事着はランジェリーですが、ホストクラブに行くときはキャバ嬢御用達の安価なワンピースで、衣服にはさほどお金を使いません。そこにお金をおとすならタクトに貢献したいと思っていたので……。
でもタクトは違います。人気ホストという立場ゆえ、ブランド物のスーツに高級時計、アクセサリーや靴も高級品で決めて、プロのホストとしてのスタイルを崩しません。
それを支えるためにとにかくもっと稼がなきゃと、自分を鼓舞しましたね」
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
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ちなみに、居候の身であるタクトさんの経済面はどうなのだろう。
「彼には一切、金銭を要求しませんでした。変な部分でプライドがあって、『将来、一緒にカフェかバーを開業できればいいね』と、その開業資金として貯蓄に回してもらっていたんです。
「都合のいいバカ女」と思う人も多いでしょうが、それだけタクトにのめり込んでいたんです。
ですが、ホストクラブに通い始めてから2か月目に入ろうという時、私のスマホに無言電話が入るようになったんです」
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