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【後編】都内億ションで欠陥発覚!修繕&補償を勝ち取るために最も必要なこと

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「あの声で とかげをくらうか ほととぎす」 この世の森羅万象のウラ側を、FORZA STYLEの取材班が徹底取材。あなたの暮らしを守る、独自レポート。

工藤知行さんは都内の一等地に立つタワマンの所有者であり、元理事長を務めた人物だ。しかしこのタワマン、億ションであるにもかかわらず、欠陥が発覚。【前編】では日本建築検査研究所の岩山氏に調査を依頼して、欠陥の原因が解明したところまでを描いた。【後編】では、第一の壁=ディベロッパーとゼネコンとの話し合いと予想もしていなかった第二の壁の出現、そして解決までのストーリーを追う。

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©︎GettyImages

「大きな企業を相手に、いわば勝負を挑むわけですから文字通り、一筋縄では行きません。まず、大切にしたのは相手を知ること。相手の立場になってひたすら考えて、戦略を練りました。これまで培ってきた人脈や能力を総動員して、思いつくことはすべて行動にうつしました。夜中にはっと目が覚めて、思いついたことをメモした…なんてこともありましたね」。

さらに法的見解についても深くチェックをしたという。

「知り合いの弁護士に相談という形でお願いをして。本当にありとあらゆる手段を使い、ディベロッパーとゼネコンに粘り強く欠陥を訴え続けました。その結果、ディベロッパーとゼネコン側が調査をするところまで漕ぎ着けたんです。マンション内のとある部屋を岩山さんや僕ら理事同席のもと、解体することになりました。それまで欠陥の一部しか認めていなかったディベロッパーとゼネコンでしたが、実際に壁の中を開いてみたら、非を認めざるを得なくなったというわけです」。

非を認めた=スタートラインに立ったようなもの。ここからは補償内容の決定という、最大の難関が待っている。さらにここで登場するのが第2の壁だ。



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