なぜかSNSで期間工を大募集中！「スバル車がバカ売れ説を検証してみた」

まず車種一覧で感じたのが「スバル車って安くね？」ってこと。BEVのソルテラは594万円～と別格ですが、コレを除けば最安値はインプレッサの229万9000円。無論、エントリーモデルの価格ですが内容考えるとお買い得。最高価格はレガシィアウトバック414万7000円。実際乗るとなればオプションちょい足しとなりますが、乗った時のリアリティや安心感をしっかりお客さんに伝えられれば、クルマそのものの嗜好性を含めスバル車の満足度は高いはず。

ピンポイントで抜き出せばスバル車の魅力は相対的に高いと思います。しかし、カテゴリーで見るとスバル車って一般人には判別しにくいかもしれません。先にSUVが4台であるといいましたが、一般人目線ではSUVに見えるのはフォレスターとソルテラだけであり、クロストレックとレガシィアウトバックの2台はいわゆるクロスオーバーであり普通車の延長線上にあります。さて、打開策はあるのでしょうか？

北米には3列シートをもつ大型SUVのアセントがありますが、日本では持て余すサイズ感であり、単純に日本でも売ればいいというハナシにはなりません。レガシィのセダンをもってきてもマニアが喜ぶだけ。いずれも商売になりそうにありません。

かといって、先行き不透明な時代にSUVの新規車種をつくる余裕はないでしょう。いまできることでスバルが尽力すべきは“SUVというカタチではなく、アウトドアというライフスタイル”を訴求すること。取り急ぎウワサ上昇中のレヴォーグベースの“レイバック”を早急に投入すべしと思う次第。簡単にいうと北米にあるウィルダネスシリーズのようなタフネス仕様を構築すべきです。