トヨタの社長交代劇より....超心配なスバルの未来

業界じゃあモリゾウさんの社長交代劇が話題ですが、ワタシはスバルが一番心配です。2023年1月30日に発表されたプレスリリース「2022年12月度および2022年暦年 生産・国内販売・輸出実績」を読んで愕然としました。12月単月で見れば世界生産7万6120台で＋12％、国内販売合計8153台で＋10.8％。輸出合計は5ヵ月連続前年超えとなり5万7099台で＋61.1％という数字。一見、いい感じに見えます。

次に2022年累計（1月～12月）で見てみましょう。国内・海外合わせ世界生産合計は84万8867台で＋14.0％となり5年振り前年超え。国内販売合計は10万858台で−0.4％となり5年連続前年割れ。輸出合計は45万2547台で＋14.7％となり6年振り前年超えでした。コレまた明るい材料に見えます。

しかし！　どの数字を見てもコロナ前から下降線を辿ってきたことがわかります。原材料の高騰や半導体不足のなか懸命な努力を続ける関係者各位には頭が下がるものの、底を打って回復傾向にあるのか？　といえばそうも思えず。