「仕事は精一杯してくれていたし、大学まで通わせてくれたので両親には感謝しています。だけど実家が汚くて息子たちを遊びに連れて行けないのも悲しいし、掃除してほしいと言っても全く響かない母に対してモヤモヤが大きくなっていったんです」
「こんなお皿使わないでしょ! どうするの! お願いだからゴミもらってこないでよ!」
そう訴えるが、母には全く響いていない様子。
すぐさま「〇〇市、お皿、捨て方」で検索し、ため息をつきながら捨てる準備を始める。
「片付けても物は溜まっていく一方。しかも家が片付いていないので、似たような物を何個も買うんですよね......。何があって、何がないのかも把握できないんです......。
調味料もたくさんありますよ。カレールウなんて、5個出てきたときは笑いました。徐々に『なんでこんなに片付けができないんだろう』と思いイライラするようになってきたんです」
恵さんの母は買ったあとのことをあまり考えずに物を買うようで、買い物にルールはなく「セール品だったから買ってきた」「お得と言われたので買った」などの理由で買う物が多かった。
「母はずっと『定年退職して時間にゆとりができたら家の片付けをするわ』と言ってましたが、60歳を超えてから家の状態はますます悪化しました。会社員の時はバリバリ仕事をしてたので忙しくて時間がないんだろうなと思ったんですが、もともとの性格のようですね」
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