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【後編】ゴキブリ、シロアリ、図面と違う家…このご時世でも欠陥住宅が減らない「最悪のカラクリ」

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「あの声で とかげをくらうか ほととぎす」 この世の森羅万象のウラ側を、FORZA STYLEの取材班が徹底取材。あなたの暮らしを守る、独自レポート。
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「一級建築士という肩書きを安易に信用してはならない」——。

こう話すのは、自身も一級建築士であり、24年にも渡り欠陥住宅の検査に携わってきた、日本建築検査研究所代表の岩山健一さんだ。

「いわばペーパードライバーのような一級建築士が多くいるんですね。

ご存知の通り、ペーパードライバーは免許を所持しているものの運転はしません。それと同じ。実際のところ、一級建築士という資格を有しているだけでは、何にもならないんですよ。

必要なことはその資格を十二分に生かして、家を建てたり、欠陥の真の原因を探ることです。しかし、それができていない人が非常に多い」

一級建築士というパワーワードを聞くだけで、すっかり信じ込んでしまう人も少なくないだろう。

「一級建築士という名前にあぐらを書いているような人に欠陥の相談をしたところで、何の解決にもなりませんよ。むしろ逆効果。

『それくらいの不具合はみんなあります』なんて言いくるめられてしまうのが関の山。

また、先に弁護士に相談するという人も居るようですが、昨今の弁護士は仕事が無い上に欠陥住宅問題は単価が取れるといったことから、身の程を知らずに引き受け、意味不明の法律論を展開し、挙句私のところに来る頃にはもう手遅れ、と言った案件も少なくありません。

少なくとも弁護士より建築士に先に相談することですね」。



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