ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「父の日っていらなくね?」激烈パパっ娘だった中一娘と、ある夫婦の死闘。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

中学生になったばかりの船村さん(仮名)一家の長女。

小学6年生まで一緒にお風呂に入ろうとしたり、耳掃除をしてあげたりと、一般的な家庭よりもパパっ子の傾向が強かった。

しかしある日突然、父親が話しかけてもほとんど返事がなく、いわゆる"思春期"のような態度をとるようになり……。

・・・・・・・・・・・・・・・

「具体的な原因があるようなものではなくて、いわゆる思春期がやってきたんだ、と夫は薄々気づいていました。でも認めたくないのと、認めたところでどうしたら良いかわからず、なかなかの傷つきっぷりでしたね」

夫は、それまで当たり前に楽しんでいた娘との日々が中断したという事実を認めたくなかった。

一縷の望みをかけ、「今日は部活の仮入部か?」とか「おまえ、今年の誕生日は何が欲しいんだ?」など、娘が返事をしやすそうな話題を選んで声をかけ続けた。

しかし、その返事はことごとく素っ気ないものばかり。夫はやがて声をかけることを諦めた。

「恐る恐る話しかけてみたら、予想どおり冷たくされて落ち込む、というのを繰り返すうち、夫は娘に話しかけるのが嫌になってしまいました。

傷つくのが怖いんでしょうね。何だかかわいそうで、見ていられませんでした」



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5