説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!
潜在能力はハンパないが現状は明らかに熟成不足か?
G7広島サミット開催を記念して今回はマツダを取り上げてみたいと思います。マツダが新戦略を発表し、FRプラットフォーム第一弾として投入した意欲作がSUVのCX-60です。振り返ると去年のちょうど今頃は顧客に対し、写真も仕様も具体的に示せない状態での仮商談スタート。ぶっちゃけマルチかネズミ講かよってくらいのおとぎ話状態ですよね。当時ハンコ押した皆さんはハンパない勇者だったと思います。
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ワタシにとってマツダとはロータリーエンジン=スポーツカーです。幼少期はコスモスポーツ、スーパーカー・ブーム時はザ・ジャスト・ビー・イリュージョンなコスモAP、免許を取った頃に光輝いて見えたのは初代サバンナRX-7でした。ちなみに人生初新車が2代目サバンナRX-7。そして現在の心のよりどころはロードスターただ1台。悲しくもロータリー復活の夢も潰え映画ブレードランナーのサウンドトラックだけが脳内を駆け巡ります。
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とはいえ、いまのマツダファンって、たとえSUVでもワタシのようなスポーツカー好き同様に深い深いジドウシャ愛にあふれています。置き換えれば2ドアスポーツがSUVになっただけという感じ。YouTube見てもCX-60を扱ったVlogが散見し、皆が一様に収益化を目指しているとは思えません。それだけ愛車に対するピュアな思いが強いのだと思います。
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正式発売日前のマツダCX-60の予約商談成立車は約9000台。その内訳はマツダ車からの乗り換え組が約60%であり、残る約40%が他社からの乗り換え組と記憶します。つまり約3600台が新規ユーザーであり、納期未定でメーカー都合のドタキャンしおしおハリアー組、あっという間の受注停止で夢が砕けたアルファード組も多く獲得できたと聞き及びます。
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