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【後編】「教員は本当にブラック?」現役教員が告白!教育現場の実態と教員の本音とは。

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雪乃さんに面と向かって、

「あなたがそうやって、『生徒と過ごす時間が最高だ』みたいな態度をとり続けることで、他の教員が仕事をしづらくなる。生徒とうまくいっていない先生もいれば、興味もないし、やりたくもない部活を我慢して担当している先生もいる。

あなたみたいに、運がよかっただけでどの仕事も楽しいという状態の人が、『いい先生だ』と子どもや保護者に言われている状態は、そういう先生方を苦しめているということがわからないの!」

と怒鳴った教員がいたそうだ。

「独身で結婚しようっていう気もないから、全部の時間を仕事に費やしても、なんとも思わないのかもしれないけど、他の人はみんな『学校の先生』以外の生活もあって、あなたみたいなお気楽な暮らしをしているわけじゃない。やる気の押しつけみたいな態度で職員室にいられるだけでも迷惑よ!」

また、そう言ったベテラン女性教員の言葉が、雪乃さんはしばらく理解できなかった。

「そもそもは、その先生の授業がおもしろくないしわかりやすくないって、私の担任しているクラスの子たちが騒いだことが事の発端でした。私は子どもたちに、頭ごなしにそういう否定をすることはよくないと伝え、『わかりにくいのであれば、わからない部分は先生に質問してみたら?』と伝えたんです。

でも、その『質問に行け』という指導が気に入らなかったみたいで、子どもたちにも『質問に来ても、私は忙しいから対応できない。自分でネットとか参考書を読んで理解しろ!』とおっしゃったそうです。

当然子どもたちは『質問にも答えてくれない』とか『部活の指導もしてないのに何が忙しいのか』などと騒ぎ立てて、子どもたちとその先生のもめ事は結構大きなものになってしまいました。」

結果として、雪乃さんがその教員に、強く非難されることとなってしまったのだ。



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